「今年の漢字」が清水寺で揮毫される私の誕生日、島岡美延です。今年は国内外で様々な選挙に驚かされた「選」のイメージ。個人的には昨年が「再」、コロナ明けを少しずつ実感してきて、今年はコロナ前に「戻」った? 年を重ねた分、大変なこともあるけど、歌のレッスンやバレエへの意欲も大きく戻ってきている自分がいます。
私と干支が一緒の北海道の亡き祖母は、鮭を一匹買って、いくらの醤油漬けを作っていた――、それを思い出したのは、鮭を〈秋味〉と呼んでいる本作を見て。映画『アイヌプリ(14日公開)』をご紹介します。『アイヌモシリ』の福永壮志監督、今回はドキュメンタリーで「アイヌ式=アイヌプリ」に迫ります。
北海道白糠町で伝統的な鮭漁の技法や文化、信仰などを大切にするアイヌの人々。もちろん、現代人としての暮らしがありながらの日々。自らのルーツを大事にしながら今を生きる等身大の日常にカメラが密着。「上の世代が差別されてきた」ことを語る場面も。荘厳な北海道の大地の空気もたっぷりと。
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