美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

放浪記、そしてコペル君

2023年08月13日 07時25分58秒 | 日記、その他

昨日で日航機墜落事故から38年、島岡美延です。1985年は戦後40年。時代はバブルへ突入――。私も昭和から平成、令和と生きてきたなあと思いながら、2冊の本を続けて読みました。

先月のEテレ『100分de名著』の題材、林芙美子著『放浪記』。約100年前、飢えや絶望に苦しみながらもあっけらかんとした明るさ、したたかさで生き抜く若い芙美子の自伝的小説。女性たちはこんなふうに生きられたらと思ったのか。それにしてもたくましくて、確かに今読んでも面白い。文壇の男たちにはかなり嫌われていたらしいけど。

そして宮﨑駿監督の新作の中にちらりと登場する本、吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』。日中戦争が始まった1937年出版の小説。中学2年生のコペル君に叔父さんが語りかける。道徳・倫理を少年少女に教える性格が強い作品なので、叔父さんは「男らしく」を説き、コペル君も「役にたつ人間になりたい」と日々考えている。

自分が知らない時代の小説に触れて、色々考える、夏。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美味しい豆腐を作るのは | トップ | 恐ろしい記憶、唯一無二の表現 »

コメントを投稿

日記、その他」カテゴリの最新記事