昨夜は、プロコフィエフの旋律にうっとり、島岡美延です。
東京文化会館で東京バレエ団創立60周年記念シリーズ第6弾、『ロミオとジュリエット』の初日を観てきました。今公演は3組のカップルが2回ずつ登場(6月9日まで)。マクミラン版を多く観てきたけど、クランコ版はより演劇的でエネルギッシュ。
何より、ベテランの柄本弾が青年ロミオを初々しく演じ、沖香菜子はまさに14歳のジュリエット。有名なバルコニーの場面、ジュリエットは階段を下りてくるのではなく、ロミオに抱き下ろされる感じで、これが彼が去る時に劇的な効果。求めあう二人のほとばしる感情そのままの振付!
テクニックを見せつけるロミオの友人マキューシオは宮川新大(先月は『白鳥の湖』で王子)。広場でのカーニバル、戦いの場面も見どころ。ジュリエットとロミオの別れがたい朝、マクミラン版とはかなり違う描き方。
演技力も強く求められる物語性の高いバレエ、ダンサーってすごい。
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