150年前の今日、「平民苗字必称義務令」公布、島岡美延です。誰もが苗字を持ち、結婚した女性の苗字はそのままに。明治民法で妻は夫の姓に、今はどちらかの姓に――。「伝統的な家族観が損なわれる」との主張が、止まらない超少子化につながっているのでは。
こちらは大正時代に出会ってしまった男二人と女一人。映画『ゆきてかへらぬ(21日公開)』をご紹介します。『セーラー服と機関銃』などの85歳の脚本家・田中陽造の幻の脚本を16年ぶりの新作として撮ったのは根岸吉太郎監督。
まだ芽の出ない二十歳の女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生だった中原中也(木戸大聖)と京都で出会い、同棲を始める。東京に引っ越した二人の家を評論家・小林秀雄(岡田将生)が訪ねる。小林は中也の詩人としての才能を誰より知っており、二人の仲の良さを複雑な気持ちで見ていた泰子だったが、次第に小林に惹かれていく。そして二人の男に愛されることになった泰子は・・・。
天才たちの青春、リアルに。
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