ジョン・レノン、50年前の日々

唐十郎さんの訃報で思い出したインタビュー、島岡美延です。母校広報部の季刊誌編集委員だった時、演劇への情熱は学生時代から何も変わらないこと、後進への指導のこと、真摯に熱く語ってくれました。

唐さんは父と同じ1940年生まれ、そしてこの人も。映画『ジョン・レノン　失われた週末（10日公開）』をご紹介します。彼がオノ・ヨーコと別居していた1973年秋から75年の約18か月間、当事者であるメイ・パンの証言によって描くドキュメンタリー。

中国系アメリカ人のメイは若くて仕事が出来て、ジョンとヨーコの個人秘書になる。ヨーコの強い希望でジョンはメイと過ごすようになり――。ジョンが息子ジュリアンと会えるようになったのもメイの助けで。エルトン・ジョンやデヴィッド・ボウイとのコラボ、ポール・マッカートニーとの再会など、ビートルズ以降で最も芸術的・商業的に生産的だった日々。

あの名曲を最初に聞いたメイ・パン。50年の時を経て、今、真実が。