出生率1.20と過去最低、最少は東京の0.99、島岡美延です。改正子ども・子育て法は成立すれど、児童手当を増やす以前に、経済的理由で結婚、子育てを諦める社会をどうする? 選択的夫婦別姓や同性婚が社会を変えてしまうと頑なに背を向けてきた政権下で、人口は急速な右肩下がり。
国の「やってるふり」がよくわかるのはこんなところでも。図書館で見つけた『「よく見る人」と「よく聴く人」―共生のためのコミュニケーション手法』(岩波ジュニア新書)の著者は、13歳で失明した広瀬浩二郎氏と、19歳で聴力を失った相良啓子氏。現在はともに国立民族学博物館などの研究者。
この本で障害者は大変ですごい、と感心してほしくない、という広瀬氏。多文化交流とは異国の文化だけでなく、点字や手話などの文化もあると。SDGsで「誰一人取り残さない」というけど、誰が誰を「取り残す」のか。
空港を利用する際、「障害者」と告げると車椅子が用意される、という相良氏。色々な気づきをもらった一冊。
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