参院選公示のニュースを聞きながら国立劇場へ、島岡美延です。
ラジオ出演からご縁が続いている歌舞伎俳優・中村京蔵さんと国立歌舞伎研修生の後輩・中村いてうさんの『踊り競べの會』。『義経千本桜 道行初音旅』と『茨木』、いずれも大作。
主役は〈御曹司〉たちが務める歌舞伎の世界。でも、主役だけで舞台はできず、研修生制度が支えています。各人の長年の鍛錬はもちろん、色々な許可を経て勉強会開催です。
主役しか着ることのない衣装、セリフ、所作。師匠の姿を追い続けてきた成果。京蔵さんの師匠(雀右衛門)、いてうさんの師匠(勘三郎)も空の上から喜んでいたはず。素晴らしかった!
「京屋!」「中村屋!」の掛け声も欲しいところですが、コロナ禍で禁止。清元、長唄の皆さんは鼻・口を覆う布。誰が唄っているかわかりにくくて残念。客席はマスク着用、舞台上は早くかつての姿に戻ってほしい。
本来、女形の京蔵さん、CM「奉行クラウドにおまかせあれ!」では立役姿。
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