長崎原爆の日、島岡美延です。台風6号のため、平和祈念式典は屋内開催になり、各国大使や来賓、遺族の招待も取りやめに。安全のためとはいえ、悔しい、残念な想いをしている人は多いでしょう。
広島原爆の日の被爆者・森政忠雄さんの話をもう少し。私たちが具体的に想像するための言葉を使っていました。「どこかに小さなヤケドをしたってものすごく痛いでしょう、街からきた人は、みんな全身にヤケドして、服がなくなって、裸足で歩いていた」
「今でも夏の入道雲を見られないんです。あの日の真っ黒な雲を思い出すから」、昨日、入道雲が出ていました。この空を見られない人がいることを忘れずにいたいです。
講演会で質問をした人の中に、建物疎開に動員された中学生の姉と工場勤務の父親を原爆直後に亡くした男性もいました。語り部の話を聞く被爆者は、辛さをこらえつつ自分も話しておかねば、そう思うのかもしれません。
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