ミステリー巨編、完結

梅雨の晴れ間は熱中症にご用心、島岡美延です。
1989年は「昭和64年」として明けて、わずか7日間で「平成元年」にバトンタッチ…。
携帯電話よりテレホンカード、の時代の事件、いよいよ後編です。
映画『64ロクヨン 後編（11日公開）』をご紹介します。
佐藤浩市が、かつて刑事、現在は警務部の広報官である主人公・三上。
たった7日間の昭和64年に起き、ニュース報道も少ないまま未解決となった少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」。
まもなく時効まで1年と迫ったある日、「ロクヨン」を模した誘拐事件が発生する。
なぜ、あの時、犯人を逮捕出来なかったのか。
誘拐犯からの“電話の録音”を担当していた男たちに話を聞きにいく三上。
さらに三上は、娘の家出失踪という個人的な問題を抱えている。
かつての事件の被害者家族に永瀬正敏。
模倣事件の被害者家族に緒形直人。
今度こそ警察は、事件を解決できるのか。
目の前で起きている事件、そして、時効目前の事件。
豪華キャスト、渾身の作。

ホタルの思い出、新たな出会い

雷雨にご用心、島岡美延です。
昨日は様々な山アジサイが見頃になった、高幡不動へ。
風も心地よく、散策を楽しみました。
6月はホタルの季節でもあります。
映画『夏美のホタル（11日公開）』をご紹介します。
ハートフルな作風で映像化が続く、森沢明夫の実体験を基にした小説が原作。
写真家になる夢を持つ夏美（有村架純）。
恋人の慎吾（工藤阿須加）との関係にも悩み、父の形見のバイクで思い出の森へ。
小さな商店を営む親子と出会う。
近所の子どもたちに地蔵さん（光石研）と慕われている息子とヤスばあさん（吉行和子）。
ホタルを撮影したい彼女は、商店“たけ屋”に居候することに。
あとを追ってきた慎吾も加わり、少し不思議な夏の日々が過ぎていく。
ある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、苦しんでいることを知った夏美は…。
スイカ、虫取り網、花火、浴衣、川の水遊びなど、「夏の思い出」満載。
ドローン撮影が見せる“夏のど真ん中”を疾走するバイクシーンも印象的。

どうなるアメリカ、東京都

湿度が高い朝、島岡美延です。
オバマ米大統領が広島市に寄贈した手作りの折り鶴4羽が、広島平和記念資料館で公開されることが決まりました。
次期大統領候補には、この行動、どう映っているかしら。
トランプ氏VSクリントン氏の対決になることが、確実に。
初の“政治経験のない候補”と初の“女性候補”。
5ヶ月後の11月8日、勝利の女神の決断に注目です。
その頃、日本の政治はどうなっていて、誰が東京都知事をしているでしょう。
2ヶ月をきったリオ五輪、その地を舛添知事は踏むことができるのか…。
昨日の東京都議会代表質問。
これほど都議会が注目されたのは「ヤジ問題」以来かも。
“第三者”の弁護士による調査報告の会見にしても、昨日の議会にしても、「新しいことを自ら言わない」ことを決めているような知事。
何を聞かれても「これから頑張る」という、今後への意欲だけで押し通そうとする姿勢。
嵐が通り過ぎるのを待っているかのよう。
知名度がないと当選が難しい都知事選、次はいつ？

なぜ、その扉を開けたのか

梅雨らしい灰色の空、島岡美延です。
法律が作る“灰色の領域”、本気でなんとかする段階にきているのでは。
「違法性はないが」という言葉で、今回の問題が一件落着、というのは、あまりに一般の人々の感覚と離れている気がします。
ただ、テレビは、都知事の“不適切な支出”から、ミュージシャンの“不適切な関係”の追及に移りそうな…。
あっという間にテレビに出られなくなっていく人々と違って、政治家の地位って、強固に守られているのだとあらためて実感します。
人生には、「あの時、あんなことさえしていなければ」という分かれ道があるもの。
映画『ノック・ノック（11日公開）』をご紹介します。
キアヌ・リーブスが、ある破滅の一夜を過ごすことになる、悲惨な主人公に。
建築家のエヴァンは仕事で家族旅行に行けなくなる。
芸術家の妻と子どもたちが出かけていき、一人で仕事をする深夜、ドアをノックする音が。
豪雨の中、立っている二人の若い女性。
人助けをしたはずの彼を待っていたのは、狂気の一夜だった…。

美しき人工知能のテスト

昨日、関東も梅雨入り、島岡美延です。
人工知能の究極の目的は、恋愛相手？
映画『エクス・マキナ（11日公開）』をご紹介します。
世界最大のインターネット会社「ブルーブック」のプログラマー、ケイレブ（ドーナル・グリーソン）。
巨万の富を築き滅多に姿を現さない社長のネイサン（オスカー・アイザック）が所有する、山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
ヘリコプターで到着した彼を待っていたのは、ある実験。
それは、美しい女性型ロボット「エヴァ」に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力する、というものだった。
すべてカードキーで管理され、ケイレブが出入りできる場所は限られる。
まるで本物の女性のようなエヴァに惹かれ始め、実験の“真の目的”を探り始めるケイレブの身に…。
本年度アカデミー賞も高い評価。
驚異的な映像は、視覚効果賞受賞。
エヴァは『リリーのすべて』で助演女優賞のアリシア・ヴィキャンデル。
脚本・監督のアレックス・ガーランドも脚本賞ノミネート。

“暴露の瞬間”を記録するとは

被災地九州から東海まで、一気に梅雨入り、島岡美延です。
こちらも今朝は肌寒い雨。
突然ですが、自分が所属する組織の秘密を握る立場ですか？
社会的に許されない事実を世間に公表しようとしますか？
命を狙われる危険を冒して、“国家機密”を暴露した男がいます。
映画『シチズンフォー スノーデンの暴露（11日公開）』をご紹介します。
イラク戦争のドキュメンタリー映画などを撮り、アメリカ当局から監視されていた映画監督ローラ・ポイトラスは、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。
内容はNSA（国家安全保障局）が米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している、という衝撃的事実の暴露。
メールの相手に会いに、旧知のジャーナリストとともに香港へ飛んだ彼女。
そして彼女のカメラの前で、元CIA職員エドワード・スノーデンが語り始める…。
これすべて、世界が驚愕の事実を知るに至った過程そのもの。
異様な緊迫感が圧巻の歴史的ドキュメンタリー。

ウディ・アレン、人生は不条理

7歳の男の子、無事に発見、島岡美延です。
普通の家族の週末が、世界が注目する事態に。
人生は時に、思いもかけない方向に転がっていくものです。
映画『教授のおかしな妄想殺人（11日公開）』をご紹介します。
ウディ・アレン監督の最新作。
慢性的に孤独な無気力人間の哲学科教授エイブ（ホアキン・フェニックス）が、アメリカ東部の大学に赴任してくる。
教え子のジル（エマ・ストーン）は、ミステリアスで危険なオトコと勘違いして、恋心を抱く。
ある日、エイブはたまたま悪徳判事の噂を耳にして、とてつもない妄想に取りつかれる。
この判事を殺害するとしたら…！？
それこそ、「完全犯罪の妄想」という、奇妙な“生きる意味”の発見だった。
無気力だったエイブはたちまち、身も心も絶好調となり、超ポジティブ人間に。
そんな彼に、ますます熱をあげるジル。
まったく噛み合わない男女がたどった運命とは…？
人生の“自分に予測できる部分”って、わずかなのかも。
ラスト、その意味を味わってください。

危険すぎる“自転車スマホ”

男子バレーは残念、島岡美延です。
石川選手ら、センスある若手の登場で、リオ五輪に行ってほしかった…。
それにしても相手は、212㌢の選手とか…！
4年後、バレーボールは、人気だけじゃなく強くなって、と学生時代にバレー部だった私は、心から願っています。
さて、昨年6月に自転車のルールが変わって、1年。
14歳以上を対象に、自転車で信号無視や一時不停止などの「危険行為」を繰り返した人に、有料の講習が義務付けられました。
警察庁によると、この1年で講習を受けた人は、24人。
全国の警察が確認した危険行為は、1万5131件。
講習を受けた人の多くが、ブレーキのない自転車の運転などだったようですが、日々、自転車にヒヤッとしている身としては、あっちの危険性のほうが…。
そう、歩きスマホではなく、自転車に乗りながらのスマホ。
スマホに視線を落したままで、歩道でスピードをだす、一時停止しない、国道を横切る…、たいてい男性ですが、ママ達もノロノロしながらスマホ運転、それ、危険です。

オスカー二大女優、初競演

昨日は北海道で雪、島岡美延です。
衣替えの6月に異変？
90年代から現在まで、ハリウッドのトップに君臨し続ける40代のオスカー女優二人。
映画『シークレット・アイズ（10日公開）』をご紹介します。
『エリン・ブロコビッチ』のジュリア・ロバーツと『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンが初共演。
『それでも夜は明ける』でアカデミー賞主演男優賞ノミネートのキウェテル・イジョフォーも二人に渡り合う存在感。
2002年、ロサンゼルスで起きた殺人事件。
FBI捜査官レイ（キウェテル）が見たのは、合同捜査班の仲間で親友でもある検察局捜査官ジェス（ジュリア）の最愛の娘の最期…。
レイはエリート検事補のクレア（ニコール）と共に捜査に乗り出し、一度は容疑者を特定するも、FBIの事情で真相は闇に葬られる。
それから13年、3人は再会し、驚愕の事実が…。
2010年に第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『瞳の奥の秘密』をベースに、さらにひねりをきかせたラストは衝撃的。

首や肩の位置を変えてみる

6月スタート、島岡美延です。
今日は湿度が低め。
ただ、アジサイが咲き始め、雨の季節は近いです。
さて、今月の姿勢テーマは『固まっている首や肩を動かして、見た目を変える』です。
多くの人が悩む、肩こり。
「筋肉がパンパンに張っている」「コチコチに固まっている」などと言いますね。
文字通り、その「固まったまま」になっている首や肩は、“あなたの姿かたち”そのもの。
人の年齢を判断する時、体型や姿勢、歩き方は大きな要素です（もっと近づいたら、肌の色、しわ、シミ…！）。
余分な脂肪が背中について、猫背になり、両肩が前におおいかぶさる。
腕の振りが小さくなり、顔や胸は下を向く。
膝は曲がり、首を突き出すように歩く。
これらは、年齢が上がるとともに出てくる傾向のはずですが、残念ながら、若い世代でもこういう姿が多いです。
スマホの見すぎによる“ストレートネック”“スマホ老眼”も急増中。
健康や見た目の印象のために、あなたの首や肩の形がどうなっているか、チェックしてみて下さい。