美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

若者の「いい子症候群」って

2023年06月20日 07時37分41秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

高校球児の丸刈りルールが減っているとか、島岡美延です。5年前は75%以上、今回は25%超ほど(朝日新聞調べ)。ルッキズムへの意識変化、様々なブラック校則が注目されました。

今どきの若者、どう見えていますか? 金間大介著『先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち』(東洋経済新報社)を読みました。

カバーに掲げられた言葉。「競争したくない」「浮いたらどうしよう」こそ若者の心情。目立つことは恐怖、だから「皆の前でほめないで」。自分で何かを決められない、100人のうちの1人でいたい、その結果、社会人になると「指示しない上司」「マニュアルがない会社」はダメと。

でもどうやら、若者だけじゃないよう。筆者は「日本人は全体に何かに挑戦することや自己主張することを避けるようになっている。まるで国民全体が指示待ちしたがっているよう」と。マスクを外すタイミングを決めて、という春の騒動、まさに。「集団の愚」の傾向に拍車、という指摘に頷くしかない?

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凄腕弁護士の依頼人は

2023年06月19日 07時24分25秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

風が気持ちいい朝の月曜日、しばし梅雨の中休み、島岡美延です。北海道の国道で5人が亡くなる交通事故の衝撃。交通量が多いとは思えない道路で、遭遇してしまったバスとトラック。

一つの交通事故と別の事件が交錯する時、真実を語っているのは誰? 映画『告白、あるいは完璧な弁護(23日公開)』をご紹介します。韓国興行収入、初登場第1位。緻密なプロット、予測不能サスペンス・スリラー。

IT企業社長ユ・ミンホ(ソ・ジソブ)の不倫相手キム・セヒが、密室のホテルで殺され、一緒にいたミンホは容疑者に。100%無罪を勝ち取る女性敏腕弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)を雇ったミンホは、以前に起きたある交通事故がセヒの殺人に関係しているかもしれないと告白し、事件の再検証が始まる――。

弁護士に事件を語る、という静かな室内での場面と、森や湖などが登場する交通事故にまつわる場面のスケール感。俳優のうまさ、脚本の見事さ、やはり韓国映画、この手のエンタテインメント、上手いです。

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神奈川県の発掘調査成果

2023年06月18日 07時06分26秒 | 日記、その他

昨日は、かながわ県民センターでも冷房使用、島岡美延です。主催者によると本来、エアコン使用は7月からだとか(昭和のルール?)。

神奈川県埋蔵文化財センターによる考古学講座に出かけました。『神奈川県発掘調査成果発表会2023』は、大和市の25000年前の旧石器時代「新道遺構」、厚木市の4500年前の縄文時代中期の「三田林根遺跡」など4か所の令和3年~4年の発掘調査の報告。

神奈川県や国による道路造成などで出てくる「人々が暮らした痕跡」。日本列島では毎日どこかで遺跡調査が行われています。先日は横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センターを訪ね、港北ニュータウンの造成(1960年代~)で発掘されたものなど、多くの土器や石器など見学。

弥生時代の吉野ケ里遺跡の新たな調査も注目されていますが、私の興味の中心は縄文時代。土偶が多く出ている中期が日本列島の人口のピークで26万人余り。人々がここで生きていた証、知りたいことがいっぱい!

 

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幕末の経済エンタテインメント

2023年06月17日 07時20分59秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

各地で真夏日続出となりそうな土曜日、島岡美延です。イベントやウォーキング、水分補給を忘れずに。

朝ドラではすっかり植物学者の神木隆之介、いきなり藩主にされてしまった青年も似合います。映画『大名倒産(23日公開)』をご紹介します。浅田次郎原作の幕末エンタテインメント、前田哲監督がポップに映画化。

越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木)はある日、突然、自分は〈松平小四郎〉、徳川家康の血を引く大名の後継ぎと衝撃の事実を父(小日向文世)から告げられる。一国の殿様に華麗なる転身、と思ったのもつかの間、実は借金25万両(100億円)を抱えるワケあり貧乏藩だった。先代藩主・一狐斎(佐藤浩市)は藩を救う策として、大名倒産、つまり計画倒産するよう小四郎に命じるが、実はすべての責任を押し付け、彼に切腹させようとしていたのだ。

幼馴染(杉咲花)や家臣(浅野忠信)らとともに節約プロジェクトに挑み、借金返済なるか!? 幕府との駆け引き、節約は戦、泣いて笑って下さい。

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再び原発事故が起きた世界は

2023年06月16日 07時20分52秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

首相が今国会で解散しない宣言、島岡美延です。衆議院議員も4年くらい仕事してみては。重要法案を通すというけど、誰の何のための法律?「理解増進」でLGBTの人たちは、より苦しむことに。

これは日本の今?近未来? 映画『ピストルライターの撃ち方(17日公開)』をご紹介します。先日のラジオに眞田康平監督と俳優の奥津裕也さんと中村有さんが登場。社会から取り残された人間たちの再生と崩壊の物語。

遠くない未来、地方で再び原発事故が起きる。でも隣町では一見変化のない日々。チンピラの達也(奥津)は立入禁止区域の除染作業員をタコ部屋まで運ぶバンの運転手。ある日、親友の諒(中村)が刑務所から戻り、出稼ぎ風俗嬢マリも達也の家に転がり込み、行き場のない3人の共同生活が始まる。達也はヤクザに取り入って、バラバラになる故郷や仲間を食い止めようとするが――。

煙草に火をつけるだけの〈ピストルライター〉、もちろん弾は出ない。それは達也のお守りかも。

 

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汗、上手にかいていますか?

2023年06月15日 07時21分58秒 | 姿勢&見た目

18歳の自衛官候補生に何が、島岡美延です。射撃訓練の最終日に起きた衝撃的な事件。死亡した教官らは防弾チョッキを着用しておらず、「撃たれる」なんて想像もできなかったはず。一方、大阪のデパートのトイレ、高齢女性が個室から出たところ催涙スプレーをかけられた・・・、これも想定外すぎ。

路上や電車内だけでなく、何に遭遇するかわからない時代。衝動的な行動に駆り立てるものは何なのか。不快指数が上がっていく季節が、心配。今月の姿勢テーマ『マスクを外して運動し、暑さに備えよう』を実践していますか?

熱中症の搬送者が出てきた6月。まだ真夏日続出ではない今、気象情報の中でもよく聞くようになったのが『暑熱順化』。身体を夏用に変えて、しっかり汗をかけるようにしましょう、ということ。

汗なんてかきたくない、というのが現代人の本音。でも汗こそ、身体の熱を外に出してくれる大切な存在。『暑さ指数』が連日アラートを慣らすような季節になる前に、マスクを外して汗をかきましょう。

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縄文時代の人たちがもしも・・・

2023年06月14日 07時14分09秒 | 日記、その他

高校卒業まで児童手当で子育て支援、島岡美延です。異次元とかラストチャンスといっても「子ども一人あたり〇〇円」の発想。高校3年生で成人になっても児童手当、その世代が生きる未来は?

生まれた時代、国によって人生は左右されるけど、ふと妄想――。もし縄文時代の人々が今の世界を見たら何を思う? 昨日、横浜市歴史博物館の『君も今日から考古学者ー横浜発掘物語2023ー』(25日まで)へ。土器のかけらを触って、何に使われていたか考える展示、縄文・弥生時代の人に現代人が質問するような説明。

最近読んだ『土偶を読む図鑑』の著者・竹倉史人氏は人類学者で「土偶は縄文人が食べていたものをかたどったフィギュア」という説を唱えています。『縄文のビーナス』はトチノミ、『遮光器土偶』はサトイモ、ハマグリの形の土偶も。食べ物の分布エリアと土偶が発掘された場所の重なりに納得。

便利な道具はあふれているけれど、生きづらそうな現代人。縄文人はうらやましいとは思わないだろうな・・・。

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「先生」がいなくなったら

2023年06月13日 07時23分36秒 | 日記、その他

奈良地裁に届いたのは山上被告の減刑署名の束、島岡美延です。なぜか金属探知機が反応、爆発物処理班出動、公判前整理手続き中止に。

国会を見ていると、未来がますます心配になるけど、この問題もすでに限界。『先生がいなくなる』(PHP新書)を読みました。先月末に緊急出版された本書は、『教師のブラック残業』の著者・内田良氏、働き方改革をリードする小室淑恵氏や公立高校教員らによる共著。

教師不足が加速化している、と聞きます。教員採用試験の倍率は低下、ついに定員割れという地域も。それは「ブラック職場」を避けたいから。「教師の長時間労働」の原因と指摘されているのが、1971年制定の『給特法』。公立学校の教師に適用されていて、「定額働かせ放題」と言われる法律の改正案は様々提言されているものの、「残業を抑制する」という方向性が重要。

睡眠も取れず、心を病んで職を離れる、命を落とす・・・。先生の処遇問題って、この国の未来に関わること、とすべての人が気づかないと。

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香りが「見える」ような物語

2023年06月12日 07時36分49秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

梅雨時とはいえ、月曜日の朝の雨は避けたい気分、島岡美延です。

雨の日に感じる色々な匂い。匂いや香りって見えないけど、強い記憶として刻まれることも。映画『魔女の香水(16日公開)』をご紹介します。香りをテーマにしたオリジナルの物語、香水店の魅力的な女主人に黒木瞳。

白髪の気品漂う弥生(黒木)が、常連客に2つの香水を見せて「世の中には似て非なるものがたくさんある」と語りかける。一方、派遣社員から正社員になることを目指していた恵麻(桜井日奈子)は、理不尽な理由でクビにされ自暴自棄に。そんな彼女を夜の街のスカウトマン(落合モトキ)が、「魔女さん」と呼ばれる弥生の店に連れてくる。香水店を手伝うことになり、金木犀の香りが漂う横山(平岡祐太)と巡り合う恵麻。猛勉強して香料会社で働き始めた恵麻は、人生を切り開こうと張り切るが・・・。

新たに調合される香水、香水の瓶の美しさ、人生の分岐点に、オリジナルの「香り」を選びたくなるかも。

 

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『タクシードライバー』のコンビ再び

2023年06月11日 07時07分53秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

車いすテニスの小田凱人選手、17歳で全仏最年少優勝、島岡美延です。去年が初出場、この優勝で世界ランキング1位に。パリ「凱旋門」からとった名前、来年のパリ五輪へ、さらに強くなりそう。

こちらは45年の時を経て再びタッグ。映画『カード・カウンター(16日公開)』をご紹介します。『タクシードライバー』のコンビ、監督・脚本はポール・シュレイダー、製作総指揮マーティン・スコセッシ。

ウィリアム(オスカー・アイザック)は謎めいたギャンブラー。米国軍刑務所で10年服役し、独学で「カード・カウンティング」というカードゲームの勝率を上げる裏技を学び、小さく賭けて小さく勝つ、がモットー。ある日、ギャンブルブローカーからポーカーの世界大会への参加を持ちかけられる。その直後、刑務所時代の自分に〈消えない罪〉を背負わせた男ゴード(ウィレム・デフォー)と、彼にゴードへの復讐を持ち掛ける若者カークと出会い・・・。

人生を賭けた復讐と贖罪の傑作スリラー、目が離せません。

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