美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

この新制作、「眠れる森の美女」は

2023年11月20日 07時42分30秒 | バレエ

今週はまた暖かく週末は急激な寒さに、島岡美延です。旅行先の「季節感」にご注意を。

昨日は東京文化会館で東京バレエ団『眠れる森の美女』へ。創立60周年記念、『かぐや姫』に続く第2弾。古典をどう解釈して新制作にするか、今年は各バレエ団『眠り』の競演。

チャイコフスキー3大バレエの1つ、芸術監督斎藤友佳理氏の新演出、振付は古典への敬意と現在のダンサーの技術の高さを見事に融合させました。東京公演最終日のオーロラ姫は秋山瑛、デジレ王子は宮川新大。前日には王子を踊った柄本弾が悪の精カラボス。

2幕の森の中。王子はリラの精に誘われて「黄泉の国」にいるオーロラを見つけても王子は「現世」、けして触れることは出来ない。この解釈により、群舞も新しくなって素敵。

3幕の結婚式。宝石の踊りは普通、男女3人、ここは4組のパ・ド・ドゥでゴージャス。カーテンコールには別日のダンサーらも登場、客席も一体感に包まれました。3時間の幸福感、優雅さ、これぞ『眠り』!

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不時着した場所が悪すぎる

2023年11月19日 07時34分24秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

フェイクだと思いたいほどの惨状、島岡美延です。また学校に空爆、病院に退避強要とは。治療が受けられず消える命、攻撃されて落とす命。

こちらはフィクションだけど、乗客のために命懸けで行動する機長の奮闘。映画『ロスト・フライト(23日公開)』をご紹介します。最後まで戦い抜くことが最も似合ってしまう男、ジェラルド・バトラー主演。

悪天候の中、落雷のためコントロールを失った飛行機が不時着したのはフィリピン沖の小さな島。ここは反政府組織が支配する世界最悪の無法地帯。トランス機長は生き残りをかけ、乗客の一人だった移送中の犯罪者ガスパールと手を組むことを決意する。果たして彼らは生きてこの島を出られるのか!?

航空パニックのスリルと脱出への緊迫感、奇跡的なハイブリッド・サバイバルアクション。実はこの航空会社がLCCで、コストカットを優先するあまり、という一面も。こんなことは起こってほしくないけれど、起きても不思議ではない、というのが、今の不安定すぎる世界。

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最高裁、助成金不交付を取り消し

2023年11月18日 07時38分21秒 | 日記、その他

悲しすぎる羽生結弦さんの離婚理由、島岡美延です。大谷翔平選手の2度目の満票MVPに沸いた日の明暗。共に1994年生まれ、東日本大震災で辛い体験をし、偉業を成し遂げている二人。孤高のスケーターとチームで戦う野球選手、ファンの違いなのか。

昨日は市川猿之助被告に懲役3年執行猶予5年の有罪判決、最高裁でも重要な判決が。出演者が麻薬取締法違反罪で有罪となった映画『宮本から君へ』をめぐり、制作会社スターサンズが日本芸術文化振興会を相手に助成金の不交付決定の取り消しを求めた訴訟の上告審。最高裁は決定を取り消す判決、制作会社側の逆転勝訴が確定!

訴訟を起こしたのはスターサンズの当時の社長でプロデューサーの故河村光庸さん。憲法21条で保証されている「表現の自由」が今の日本で軽視されている、との危機感から。最高裁判決は「抽象的な公益を理由とする不交付が広がれば表現行為が委縮する可能性があり、表現の自由の趣旨に照らしても看過しがたい」と。河村さん、きっと喜んでいるはず。

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受け手の感じ方がすべて

2023年11月17日 08時13分18秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

暴風雨への警戒は午後まで必要、島岡美延です。今年は季節にそぐわない気象現象が多すぎ。

愛知県東郷町の町長がパワハラ、セクハラがあったとされる問題で、町議会全員協議会で「業務の質を高めるため圧をかけた」と認めて謝罪。記者会見では「受け手の感じ方が重要」として、再度アンケートを取ると表明。

「笑いをとるため」「冗談のつもり」という言い訳は、セクハラをする人にありがち。「これって、セクハラ?」「これもセクハラって言われちゃう」などの言動自体、周囲を不快にさせています。

「言われた人も、周囲も笑っていた」と言うけれど、それは面白くて笑っていたのではなく「防御の笑い」というもの。「笑ってその場をやりすごすしかなかった」のです。

私の世代は「セクハラやパワハラをうまくかわす」のも仕事のうち、だったかもしれません。だからこそ「まだそんなこと続けている」わけにはいかず、嫌なものは嫌と言い、見て見ぬふりをしない、をせめて肝に銘じていかなくては。

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選挙に取り憑かれたライター

2023年11月16日 08時16分10秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

千葉科学大、銚子市に公立化を要望、島岡美延です。経営は学校法人加計学園、「総理の意向」との言葉が国会で問題になったのは2018年。

その安倍元首相もこのドキュメンタリーに。映画『NO選挙、NO LIFE(18日公開)』をご紹介します。先日のラジオに前田亜紀監督と今回はプロデューサーの大島新さんが登場。国内外の選挙取材を25年以上のフリーランスライター、畠山理仁(ミチヨシ)氏に密着した2022年の選挙。

畠山氏の流儀は全候補者に取材するまで記事を書かない、つまりテレビ・新聞報道とはかなり違う。去年の参院選東京選挙区では34人が立候補。あまりに個性的な候補者たちへの取材、そんな候補者を追う畠山氏自身も相当の変わり者。

平均睡眠時間2時間、経済的に回らない本末転倒な生き方? 妻や息子たちの言い分もユニーク。参院選で銃撃事件が起き、「50歳での引退」と言って、8月の沖縄知事選を「卒業旅行」とするも――。

人間と人間の関わり合い、面白すぎ。

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寒い季節こそ、早歩き

2023年11月15日 07時29分17秒 | 姿勢&見た目

どこかの学校や教育委員会みたい、島岡美延です。宝塚歌劇団の「いじめは確認できなかった」との調査報告、遺族だけでなく社会からも疑問の声が上がりそう。いじめ、パワハラ、セクハラ――、特に被害者が亡くなっている場合、加害者側の言い分に沿う調査になりがち。「軍隊並み」とも評されるタカラヅカ体質、もうベールで隠せない段階では。

さて、今月の姿勢テーマ『日常で早歩きを習慣にしよう』を実践していますか? 東京でも木枯らし1号が吹いて一気に寒くなりました。この寒い季節こそ、早歩きは最もやりやすいはず。暖かい服装をして冷たい空気を遮断するのも大事ですが、早く歩くことで身体の中から温かくなる心地よさ、体感して下さい。

朝晩と昼の気温差が15度位の地域もある季節なので、温まってきたら外せるよう、帽子やマフラーや手袋など小物で上手に調整することも忘れずに。そして夏だと水筒を持つ人も寒くなると忘れがち、冬の水分補給も大事です。

 

 

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障がいは不便、しかし不幸ではない

2023年11月14日 07時02分36秒 | 姿勢&見た目

財務副大臣の辞任で済む話とは思えず、島岡美延です。税理士で国会議員、一般国民と感覚が違う?

先日、白杖を持つ男性に、若い女性が電車で席を譲ろうとしたら「いえ大丈夫です」と。座りたいかどうかは人それぞれ。障がい者への固定概念を変えて、とのメッセージを織り込んだ物語。映画『シンデレラガール(18日公開)』をご紹介します。先週のラジオにジャーナリスト志望だった緒方貴臣監督が登場。

12歳で病気で片足を切断し、入退院を繰り返していた音羽(伊礼姫奈)。中学校の同級生が病院の屋上でサプライズ卒業式、その動画がSNSで話題になり「義足の女子高生モデル」となる。最初は特異性で注目されるも、次第に義足を隠した仕事ばかりに。一方、マネージャーの唯は義足のファッションブランドで「義足を障がいの象徴ではなく、個性としてとらえてほしい」という理念を聞き、二人で決意。やがてファッションショーに出演するチャンスが・・・。

モデル会社社長役の筒井真理子、さすがの存在感。

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「命令に従った」と語ったのは

2023年11月13日 07時45分18秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

真鶴町長選挙で小林伸行氏が初当選、島岡美延です。4期目横須賀市議を辞めて立候補し、1975票を獲得。有権者6000人余りの真鶴町で投票率62%超え。町長リコールで選挙を繰り返した町。国の選挙も投票率60%超えたら――。

イスラエルの攻撃が1ヵ月以上止まない中、図書館の新刊予約がわりと早く回ってきた山崎雅弘著『アイヒマンと日本人』(祥伝社新書)。数百万人のユダヤ人に対する大虐殺をナチス親衛隊の中間管理職として差配した男、アドルフ・アイヒマン。戦後、逃亡先のアルゼンチンで捕らえられ、イスラエルの裁判で初めて死刑判決。

裁判で自己弁護に終始し、哲学者のハンナ・アーレントが彼を評した「悪の陳腐さ」という言葉が独り歩きした、と言われています。

アイヒマンが言ったのは「自分はただ与えられた命令に従っただけ」、アイヒマンは組織で出世したい欲が強かっただけ。まじめが取り柄の日本人の中にこそ「従っただけ」と他人事のように考える危うさがあるという著者の指摘。

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鎌倉で、妹の三味線の会

2023年11月12日 07時26分16秒 | 日記、その他

いきなりの寒さについていけず、島岡美延です。

昨日は七五三の着物を着た子どもたちにはちょうどいい気候だった感じ。妹が三味線を習って5年、ついに「おさらい会」を見に来て、というので、鎌倉の某所へ出かけました。大人から始めたバレエもまだ続けつつ、畳で正座――、私にはとてもムリ、という妹の「和の習い事」。

小学生の女の子から始まり、大人の男性で始めたばかりの人も。妹は弟子の演奏の最後に登場、30分近くある大曲で、母も私も驚きながら見守り、拍手!

歌舞伎や文楽、日本舞踊などの三味線を聴くことはあっても、こういうおさらい会は初めて。「師匠と弟子」が一緒に三味線を鳴らす=ユニゾンで弾く、というのが和楽器のおさらい会の様式らしく、本番には歌の方もいて、二人のプロの間に弟子が座って演奏する、貴重な体験。

妹曰く、稽古場に一歩入ってから出るまで、その時間のすべてがお稽古、というのが心地良いのだとか。私も来年のバレエの発表会に向けて、精進せねば。

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韓国人女優がハリウッド主演の意味

2023年11月11日 07時34分50秒 | 姿勢&見た目

メキシコが大阪万博からの撤退表明意向、島岡美延です。オリンピックなら応援で盛り上がっても、万博は各国の予算を使う割に市民にはピンとこない。W杯ほど世界から観客がやってくるとは想像できず。

今、世界が求めているのは、戦争のない日常。この物語、SFっぽいけど、深い。映画『モナ・リザ アンドザブラッドムーン(17日公開)』をご紹介します。ハリウッドデビューを果たしたのは韓国人俳優チョン・ジョンソ。Netflixなどで注目を集めた彼女、魅力的。

12年もの間、精神病院に幽閉されていた〈モナ・リザ〉。ある満月の夜、突如驚くべき特殊能力に目覚める。自由と冒険を求めて施設から逃げ出した彼女が辿り着いたのは、刺激と快楽の街ニューオリンズ。そこで出会ったシングルマザーのダンサー(ケイト・ハドソン)と、あることを行うようになって――。

先が読めない物語、彼女の「覚醒」から目が離せず、思いもよらないラスト。韓国人俳優であることが、こんなふうに響いてくるとは。

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