首相が年内解散を見送る意向、島岡美延です。「経済、経済、経済」と強調しても上がらない支持率。「明日は今日よりよくなる」を実感する日はいつ?
内閣支持率より少ない数字、「1%」と聞いて何を思い浮かべますか? 映画『1%の風景(11日公開)』をご紹介します。99%のお産が病院や産院という医療施設で行われている日本。つまり、それ以外の出産方法を選んだ人々のドキュメンタリー。特に自宅出産の様子に驚きました。
1人目は病院、2人目を助産所で出産した吉田夕日監督が4年に渡り、助産師や妊婦たちに寄り添い、カメラを回した記録。命が生まれるその時、ドラマなどで見る出産シーンとはまるで違う空気感。助産師と妊婦の信頼関係、さらに監督も妊婦やその家族たちと細やかな人間関係を構築した上で撮影されたことがよくわかります。
出産後も様々な形で寄り添う助産師ですが、分娩数の減少で岐路に立たされているのも事実。「命の風景」の力強さと、この国の未来も考えさせられる貴重な記録。