南国宮崎とはいえ、それなりに冬の寒さが身にしみるようになってまいりました。
昨日(18日)の午後、大切な方への贈りものを購入するため、宮崎市の中心部にある山形屋デパートへ。購入した後は地下へ降りて、おやつに「高千穂牧場」のソフトクリームをいただきました。ミルクのコクが詰まったなめらかなクリームが実に美味しくて、ここに来るたんびに買って食べております。暑かろうと寒かろうと。
そして呑み屋街に出る前に身を清めるべく(笑)、やはり街中にある天然温泉スパ施設へ。だいぶ寒くなってきたこともあり、あったかいお湯がことのほか嬉しいですねえ。ちなみにきょうは、養命酒とのコラボによる「クロモジの湯」がございました。なるほど、立ち昇る薬草っぽい香りがそれなりに養命酒ふうでございました。
わたしと同じように、冷えたカラダを温めたいと思う人は多かったようで、浴室内は入浴客でいっぱい。みなさん、それぞれ気持ちよさそうに、お湯に浸かっておられました。
そして呑み屋街へ足を運び、2週間ぶりとなる一人外呑みを楽しみました。ここ数年ほど、ずっと通っている、お気に入りの大衆酒場であります。
カウンターに座り、まずは生ビールとともに鶏と豚バラの串焼きを。シンプルな塩味で旨みが引き立つ串焼きに、ビールがぐいぐいと進みました。やっぱり湯上がりのビールは最高やねえ。
そして、旨味と飲み口の良さを兼ね備えた芋焼酎「橘」(麦焼酎「百年の孤独」の蔵元による芋焼酎で、このお店イチオシの銘柄でもあります)のお湯割りとともに、納豆とエビの天ぷらを。冷え込みが強くなってきた時期、やっぱり焼酎のお湯割りはいいですねえ。
気がつけば、最初はわたし一人だけだった店内は、お客さんでほぼ満席の状態。活気にあふれた店内で、大将をはじめとするお店の方々は忙しそうに、お客さんからの注文をさばいておられました。
「ようやくウチの店らしくなってきましたよ」・・・お店に入ったときにおっしゃっていた大将のお言葉を、わたしは思い返しました。昨年からこのかた繰り返された「緊急事態宣言」やらによる時短、休業要請のせいで、極端に客足が落ちていた時期を思えば、よくぞここまで持ち直したなあ、と感慨しきりでありました。それもこれも、大衆酒場としての本分を守ってきたお店の姿勢と、それを支持する多くのファンの存在あってこそなのではないか・・・と思いつつ、いい酔い心地でお店をあとにいたしました。
そのあとは、しばらく呑み屋街をぶらぶらと散策。通りは多くの人で賑わっていて、週末の夜の街らしさが感じられたのが、しみじみ嬉しゅうございました。
街歩きでだいぶカラダも冷えてきたので、こちらもずっと通っている馴染みのバーへ。冷えたカラダをホットのカルアミルクで温めたあとは、さっぱりとしたオレンジブロッサムを。そしてハイボールを立て続けに飲んで、深まる冬の夜を楽しく過ごしました。
隠れ家のような小さなバーの中もまた、お客さんで満席状態。隣に座った見知らぬ方と、ふとしたことで会話が弾んだりするのも、こういうお店で過ごす楽しみなんですよねえ。この楽しみをなくすようなことがあってはならないと、あらためて思うのであります。
もう2年近くにわたって延々と続く、新型コロナをめぐる異常なまでのヒステリー状況によって、ごくごく当たり前だった日常の社会生活や人と人との結びつきは破壊され、飲食や旅行、レジャーなどといったささやかな楽しみも、ことごとく奪われてきました。
それだけに、こうやっていつもの馴染みの酒場で、いつものように呑み食いを楽しみ、そこにいる人たちと交流できるということがどれだけありがたいことなのかを、コロナ騒ぎで再認識いたしました。
オミクロンなる新株騒ぎで、沈静化したかに思われたコロナヒステリーがまたぞろ、「専門家」やマスコミによる脅しや煽りもあって強まっているようです。もう2年近くにもなろうというのに、なんにも進歩していないヒステリーぶりには、もうつくづくウンザリさせられます。
とはいえ、この夜の呑み屋街の賑わいを見て、少しだけ希望も感じることができました。結局のところ、「専門家」やマスコミに踊らされているカワイソウな人たちをよそに、普段どおりの日常を普通に楽しもうとする、ごくごく真っ当で健全、それでいてしたたかでしなやかな感覚を持つ方たちが、最後には勝つのではないかと思うのです。
「コロナ禍」ならぬ「コロナ騒ぎ禍」が一日も早く終わり、普段どおりの日常を普通に楽しめる世の中が戻ることを、ただただ願うばかりであります。
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