海面から丘の上まで建物が建ってますね。下のほうは造船所。小さな船台がたくさんあります。
この対岸は、三菱長崎造船所。船台の上で建造中なのは新型の5,000トン型護衛艦だと思います。この船台ではかつて大和型戦艦の2番艦である武蔵(68,200トン)を建造しています。このフネの建造記録をまとめた本を学生時代に読みました。開発経緯から契約、建造経過では会議や打ち合わせの記録まで事細かに記載されており、造船の勉強の参考書としてとても役立ちました。
建造中の護衛艦の前方、赤白のガントリークレーン2本の先に当時からのガントリークレーンも見えています。ここには写っていませんが、明治時代に作られたクレーンが今も稼動していますので現役の産業遺産という感じもしますね。
船を作る場所として”ドック”"dock"という言葉が代名詞のようになっていますが、写真のこれは、”船台”"berth"。
Nikon F3 + Ai Nikkor 24mm F2.8S (SUPERIA PREMIUM 400) 長崎