隼人の目の前に浮かぶ3つの島について。
今、霧島の過去の噴火状況を『日本噴火志』という本で調べてますが、隼人三島について興味深い記事が。
(隼人三島=辺田小島、弁天島、沖小島。)
「鹿児島信爾村海中ノ噴火」という記事によると・・・
あの島は奈良時代の764年からの噴火活動で海中から浮き上がってできたとのこと。
でも大正時代に書かれたコメントには、「三島ヲ成生セルモノニシテ、其の一島ハ後海ニ没シテ今宮州ト称ス」と書かれて
いるんですが、今3つの島があるので???という感じ。沈んだ島以外の二つの島は辺田小島と沖小島を指しています。
その今宮州(宮州?)というのが弁天島なのか??なぞですね。
「日本噴火志」よると、この内容の文書は「続日本紀」からの引用とのこと。「続日本紀」とは平安時代に作られた奈良時代
に起こったことをまとめた史料です。漢文で書かれています。
すでに奈良時代には行政の力が南九州の果てまで及んでいたことがうかがい知れますね。
写真は、月と金星の衝
Nikon D2H + Ai Nikkor 24mm F2.8S