自分の改修中のアンプは、こうなりました。6V6GTがあと2本足らなかったのですが、父から未使用新品の6L6(TEN:現在の富士通製)を引き継いで、これを。あらかじめ、6V6と6L6の両方を想定して回路を設計していました。
6L6は大型のビーム管。ビーム管としても初期のものかな。昭和初期の1936年に開発されたようです。軍用の他、民生用のオーディオアンプ、ジュークボックスと様々な用途で用いられてきたとのこと。設計次第では50W程度出すことも可能。
ただし、自分が作るアンプは小出力。この6L6プッシュプルアンプも概算6.5Wというところ。組み合わせるスピーカーが高能率のバックロードホーンなので、パワーは気にしなくてもいいです。その分アンプは音質を重視して設計をすることができます。大音量で聴いてきてもせいぜい0.5W程度しか使っていないでしょう。
4本並ぶと真空管が大きくてシャーシが小さく見えてアンバランスな感じもしますね。見栄えもして、音にも定評のある真空管です。