![Dsc_0241 Dsc_0241](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a1/9d58f6e7875450c62962ca20948ecccd.jpg)
工程写真3
配線終了。目で見てチェック。繋がっていないといけないところがちゃんと繋がっているかテスターでチェック。
問題なさそうだったので、コンセントに接続して電源ON。一番緊張するところ。間違っていればヒューズが飛んだり(どこか間違えていたら逆に飛んでくれればいい。)、やっかいなのが、コンデンサが破裂したり、煙が出たり。
問題なさそうです。よって各部の電圧が設計通りになっているかチェックします。これも問題なさそうです。真空管も増幅の機能を営んでいます。
よってCDプレーヤーとスピーカーを繋げて音出し。ん??左チャンネルが鳴らない。小さくは音が出る。右チャンネルは問題なし。今までの経験からいろいろとチェック。手持ちのパーツでいろいろ試してみるが変わらず。再度電圧を測るが、問題なく真空管は動いている。これで鳴らないはずは無い。う~ん、、、なんだ??
さすがに参考書を広げましたが、「頭を冷やせ」と。
お風呂入って、ご飯食べて。あ~、今日は徹夜だな。と諦めていたところ、ボリュームのところで信号線同士が融着しているのを発見。テスターの先でポンと離してやって再度音出し。原因はこれでした。左右問題なく力強く音が出ます。
このアンプは、プリメインアンプのような使い方を想定しているので、複数のソースを切り替えて入力できるようロータリースイッチを設けています。3系統入力できます。ローターリースイッチ付近は非常に配線が混雑してはんだ付けも大変でした。そのはんだ付けの時に配線にこてが接触して融着したのでしょう。
ちなみに、ロータリースイッチやボリュームはいいパーツを使わないと音質が劣化します。アンプのパワーも大事ですが、これらの地味なパーツのクオリティはとても大事です。できれば一刻も早く短くCDからパワーアンプに信号を届けたいものです。
アンプは、CDやテープレコーダーとの入力切替やレコードはRIAAカーブと言って高域の音のレベルを高く録音してあるので、それを補正するフォノイコライザーアンプ、トーンコントロールやバランス、それにイコライザー、微小な信号を電圧増幅してパワーアンプに送り込む等の機能を持つプリアンプとスピーカーを駆動させるパワーアンプの2種類に分かれます。
私が作っているのはパワーアンプ。CDの信号出力が大きいためと、それほどソースを切り替えて使用することがないので、CDの信号を直接パワーアンプに投入しています。このアンプは入力切替(3系統入力)付きパワーアンプと言えます。
市販品はセパレートタイプと一体になったのと両方ありますが、一体になったのはプリメインアンプといいます。セパレートにすると高価(プリ+パワー=20万円超)。プリメインアンプもピンキリ。新車を買うよりも高価なプリメインアンプもあります。