一学年で100人未満の生徒数の県立高校が、毎年、統廃合の対象校として新聞に載る。
今年はついに「笠岡工業高校」が載った。
笠岡工高は、昭和30年代末に笠岡商工から分離し、笠工となった。
笠岡商工は、昭和20年代に笠岡高と同一校だったことがある。
ということは、
再び「笠岡商工」となり、
その次は、大「笠岡」高校に戻っていくのだろうか?
人が減る(生まない・出る・死ぬ)、学校が無くなる、市町村が消滅していく・・・この風景はさみしい。
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【2024年5月2日・山陽新聞記事】
ここポイント!
岡山県教委による県立高校の再編は、歯止めのかからない少子化が最大の要因だ。
「一定の教育水準を保つには再編整備は避けられない」との考えも一理ある。
ただ、地域では統廃合による活力衰退への懸念が強い。
エリアを支える人材の輩出という役割を担う高校は「宝」とも言える存在なだけに、
アクションプランの策定に当たっては十分に配慮しながら進めることが必要だ。
もとより、実効性を伴う少子化対策を同時に進めなければ、根源的な解決は見えてこない。
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笠岡の方々は「笠岡から実業高校を無くしたら、地元の産業が成り立たない」と数人が力説されていました。
県北の高校はすでに統廃合が終わって、これ以上減らすと高校教育が受けられなくなる。ということで統廃合は行われない説明でしたが、真庭を候補に挙げるとは岡山県教育委員会もいい加減な組織と感じました。