しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

哲西の”太鼓田植”を観に行く 2024.5.3

2024年05月04日 | 令和元年~

中国地方の、中国山地の麓の村々に伝わる囃し田植え。
広島県は「花田植え」、岡山県では「太鼓田植え」と呼ばれる。

天気がよければ見に行こうと思っていたら、最高の天気の日となった。
新緑のドライブを兼ねて、
往路は成羽川沿いを上り、復路は東城川(成羽川の広島県での名称)沿いを下って帰った。
青葉若葉の車窓風景が行程のすべてきれいだった。

 

 

【新見市役所HP】


哲西の太鼓田植〜よいとこまつり〜の開催


哲西で太鼓田植を披露する新イベントが開催されます。
太鼓田植は、岡山県指定重要無形民俗文化財に指定されており、
「さげ」と呼ばれる男性が打つ太鼓に合わせて、田植歌が歌われ、
「植え子」と呼ばれる花笠姿の早乙女が苗を植えていきます。
能率を上げ、楽しく田植えを行うとともに、田の神を称え、五穀豊穣を願う共同作業の慣習として長く伝承され、
当日は哲西町はやし田植え保存会による実演が行われます。

太鼓田植のほか「牛の代かき」や「牛の追い込み」、地元特産品の屋台販売を行います。
当日、体験田植の受付ほか、フォトコンテストも開催されますのでぜひご参加ください。


【開催日時】
令和6年5月3日(金・祝)
10:00〜15:00


【開催場所】
きらめき広場・哲西 西駐車場周辺(新見市哲西町矢田3604)

 

 


 「広島県の歴史散歩」 山川出版社 1976年発行

花田植え

中国山地の村々には、いまなお花田植が残っている。
花田植は、田植の"しろみて行事”として村をあげて行なわれる。 
かざりたてた花牛がたがやしたあと、”さんばい”の指揮のもと、
男の囃子、早乙女の唄にあわせて田植をする民俗芸能だ。
田植にさきだって田の神であるさんばいがむかえられる。 
備後地方では、牛を供養する大山供養の儀式がともなうばあいが多い。

 

 

成羽川の風景 (岡山県高梁市備中町)

 

 

 

”重伝建”吹屋の町並み (岡山県高梁市成羽町)

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ~幾山河越え去り行かば~ ... | トップ | 「潮待ちの宿」追跡者 ( 岡... »

コメントを投稿

令和元年~」カテゴリの最新記事