故障物理でのデータ同化だけど、アレコレ考えているの。で、使う物理モデルのことが気になって・・・。
機械的な性質を扱う場合、連続体としての力学を使う、そんな具合でしょ。ひずみ、応力の式って要は線形領域(微小変化)での弾性力学の方程式を使うでしょ。エネルギー法も使って、数値計算でシミュレーションしたりと・・・。基本的に、流体も同じで、微小領域でのニュートンの法則を当てて、その方程式を解いて・・・。もちろん、壊れるってなると、ココイラをどう故障モデル解析に取り込むか難しいけど。
それと、半導体のような微細だと、分子、さらに原子の繋がりを考える必要があって、基礎のモデルとして量子化されたエネルギーの式を使うことに。でも、そもそも故障や劣化が観測できないから、何らかの物理量で代替して観測しなきゃいけなくて、コレの特性も考えないと・・・。さらに、量子統計物理で考えて・・・。
故障物理の解析だけど、厄介だけど、オモシロイ、そんな気分なの。エンジニアリングとして試験や故障解析のやり方そのものは進んでいて、確かにメカニズムも解明されているのだけど、かなり荒っぽいレベルでもあって、きっちりした評価や予測となると・・・。確率モデル、そしてデータと推論などのアタリと故障物理モデルを同化して・・・
頑張りましょう。