「No.9 -不滅の旋律-」 赤坂ACTシアター 2015.10.13 19:00~
正直なところ、主演のお二人には惹かれなかったんですが、
私がベートーベンが好きなことと、あとは脚本の中島かずきさんに惹かれて
行ってきました。
夜公演だったのに、女性が多かったなあ。。。
たぶん吾郎さんのファンが6割、大島優子さんの男性ファンが1割。ほかの人のファンが1割。
あとの2割が演劇ファンって感じでしょうかねえ。
公演が始まって間もなかったので、もうロビーのお花がすごかった。
正直、むせかえるような匂いで。。。つらかったです。
今話題のお二人からのお花とか・・・白井さんの舞台で共演でしたもんね
吾郎さんへのお花はものすごく多くて、上から撮ったけど。。。
この何倍もありました
あとは大島優子ちゃんへのお花
加藤和樹くんへのお花
本当にお花の量がすさまじかったです。
さて、芝居の印象ですが、結論から言うとなかなかよかったです。
何が一番よかったかって、ステージ上に3台のピアノがあって、
生演奏だったんですよ。劇中流れる音楽のほとんどは、この3台のピアノで。
3台が掛け合いしながら、場の情景を演出していて、これは感動でした。
それから、最後の第9のシーンもよかったです。
まだ、公演中なので、ネタバレ含んだ感想なので、スペースあけます。
これからご覧になる方は、ここで引き返してくださいね
公式のあらすじから
「1800年、ウィーン。
ベートーヴェン(稲垣吾郎)は作曲家として聴覚障害という致命的な状況に犯され始めていた。
孤独で閉鎖的な音楽と向き合う時間、愛する人との関係すらも身分の格差に悩まされ、心は破壊的になっていく。そんな中、ピアノ工房で出会ったマリア(大島優子)やふたりの弟、様々な人々との触れ合いが少しずつベートーヴェンに変化をもたらし始める。
国の情勢が刻々と変化していく中、ナポレオン軍の敗北がテーマの『ウェリントンの勝利』などの曲を発表し、成功を収め始めたベートーヴェンは頭の中に鳴り響く音楽をひたすら楽譜に残し続け、名曲を生み出していく。しかしそんな彼には、払拭できない大きな心の傷があった。幼少期に父親から暴力を伴う厳しい教育を受けた影響で、その幻影に悩まされる苦しい日々は終わらないままだった。そんな自分を自覚しながらも、自らが後見人となった次弟の息子カールに、自分の音楽の全てを託そうと異常なまでに執心してしまう。
内面の不安と世間の賞賛の中『第九』の演奏会。交響曲にコーラスを加えるという創造的な試みに対して、その大絶賛の拍手はベートーヴェンの耳に届いたのか。
ベートーヴェンが生涯を賭けて問いかける本当の芸術とはいったい何なのか?」
話の内容は、とてもわかりやすいスジだったと思います。
私はベートーヴェンの交響曲がすごく好きで、特に7番と8番が好きなんだけど、7番は出てきましたね。ちょっと嬉しかった。
3番の「英雄」はナポレオンのためにというのは知ってましたが、その背景とかは知らなかったので、
なるほど~と思いました。
ベートーヴェンの音楽にも、ナポレオンや政情などが影響してるんですね~
第9の「歓喜の歌」は、フランス軍を屈服させたわけで、そのときに作られた曲なんですね。
その曲がテーマとなって、第9が生まれたわけですか。
ベートーヴェンは頑固で屈折した性格だったと、昔習ったか、何かで読んだかしてましたが、
それは耳が聞こえないためだと思ってましたが。。。それだけではなかったんですね。
父親との確執。いつまでもそれがトラウマのように心に根を張ってたってことなんですね。
それでも、それを乗り越えても、名曲を生み出し続けたベートーヴェンはやはり天才ですね。
ラストシーンの第9の合唱は、本当に迫力があって素晴らしかったです。
耳が聞こえなくても、頭の中で心の中で流れて続ける音楽を感じて指揮をするベートーヴェンと彼の音楽をリスペクトして歌う市民たちの姿は感動的でした。
セットは、天井からつられたスクリーンで背景が変わったり、場にある机などをキャストが動かし、ベートーヴェンの家になったり、ピアノ工房になったり、酒場になったりしてました。
場面転換も多かったけど、でもそれを感じさせないようなスムーズな流れでした。
カテコで再度「合唱」
キャストみないい顔して歌ってて、とてもいい雰囲気でした。
さて、キャストですが
ベートーヴェンの稲垣吾郎さん。
彼の演技は、わりと独特だよなって思ってたんですが、このベートーヴェンの役柄はよくあってました。
感情の起伏が激しく変わり者のベートーヴェンをよく演じてたと思います。
成り切ってましたね。
マリアの大島優子ちゃん
小さい体をいっぱいに使って、演じ切ってました。
ベートーヴェンのよき理解者。ぶつかることも多かったけど、でも彼を理解しているからこそですよね。
それから弟の加藤和樹くん
彼も理解者ですよね。相変わらずかっこいいな。無表情なのも相変わらず。
けっこう見に行くお芝居に出てるんだけど、どんどんうまくなってるなって思います。
あと印象に残ったのは片桐仁さん。
彼がコメディパートを受け持ってて、美味しい役どころでした。
ピアノ工房のナネッテ役のマイコさんもよかったなあ。
シュッとしててかっこいい。彼女にとてもあってましたね。
他には、ベートーヴェンの父を演じた田山さん。
あのかつらには笑いが込み上げちゃいましたが、さすがの演技で場を締めてました。
この舞台は音楽好き、ベートーヴェン好きにはたまらないですね。
最後の「合唱」だけでも十分満足のいく舞台だったと思います。
会場の割れんばかりの拍手がものがたっていました。
正直なところ、主演のお二人には惹かれなかったんですが、
私がベートーベンが好きなことと、あとは脚本の中島かずきさんに惹かれて
行ってきました。
夜公演だったのに、女性が多かったなあ。。。
たぶん吾郎さんのファンが6割、大島優子さんの男性ファンが1割。ほかの人のファンが1割。
あとの2割が演劇ファンって感じでしょうかねえ。
公演が始まって間もなかったので、もうロビーのお花がすごかった。
正直、むせかえるような匂いで。。。つらかったです。
今話題のお二人からのお花とか・・・白井さんの舞台で共演でしたもんね
吾郎さんへのお花はものすごく多くて、上から撮ったけど。。。
この何倍もありました
あとは大島優子ちゃんへのお花
加藤和樹くんへのお花
本当にお花の量がすさまじかったです。
さて、芝居の印象ですが、結論から言うとなかなかよかったです。
何が一番よかったかって、ステージ上に3台のピアノがあって、
生演奏だったんですよ。劇中流れる音楽のほとんどは、この3台のピアノで。
3台が掛け合いしながら、場の情景を演出していて、これは感動でした。
それから、最後の第9のシーンもよかったです。
まだ、公演中なので、ネタバレ含んだ感想なので、スペースあけます。
これからご覧になる方は、ここで引き返してくださいね
公式のあらすじから
「1800年、ウィーン。
ベートーヴェン(稲垣吾郎)は作曲家として聴覚障害という致命的な状況に犯され始めていた。
孤独で閉鎖的な音楽と向き合う時間、愛する人との関係すらも身分の格差に悩まされ、心は破壊的になっていく。そんな中、ピアノ工房で出会ったマリア(大島優子)やふたりの弟、様々な人々との触れ合いが少しずつベートーヴェンに変化をもたらし始める。
国の情勢が刻々と変化していく中、ナポレオン軍の敗北がテーマの『ウェリントンの勝利』などの曲を発表し、成功を収め始めたベートーヴェンは頭の中に鳴り響く音楽をひたすら楽譜に残し続け、名曲を生み出していく。しかしそんな彼には、払拭できない大きな心の傷があった。幼少期に父親から暴力を伴う厳しい教育を受けた影響で、その幻影に悩まされる苦しい日々は終わらないままだった。そんな自分を自覚しながらも、自らが後見人となった次弟の息子カールに、自分の音楽の全てを託そうと異常なまでに執心してしまう。
内面の不安と世間の賞賛の中『第九』の演奏会。交響曲にコーラスを加えるという創造的な試みに対して、その大絶賛の拍手はベートーヴェンの耳に届いたのか。
ベートーヴェンが生涯を賭けて問いかける本当の芸術とはいったい何なのか?」
話の内容は、とてもわかりやすいスジだったと思います。
私はベートーヴェンの交響曲がすごく好きで、特に7番と8番が好きなんだけど、7番は出てきましたね。ちょっと嬉しかった。
3番の「英雄」はナポレオンのためにというのは知ってましたが、その背景とかは知らなかったので、
なるほど~と思いました。
ベートーヴェンの音楽にも、ナポレオンや政情などが影響してるんですね~
第9の「歓喜の歌」は、フランス軍を屈服させたわけで、そのときに作られた曲なんですね。
その曲がテーマとなって、第9が生まれたわけですか。
ベートーヴェンは頑固で屈折した性格だったと、昔習ったか、何かで読んだかしてましたが、
それは耳が聞こえないためだと思ってましたが。。。それだけではなかったんですね。
父親との確執。いつまでもそれがトラウマのように心に根を張ってたってことなんですね。
それでも、それを乗り越えても、名曲を生み出し続けたベートーヴェンはやはり天才ですね。
ラストシーンの第9の合唱は、本当に迫力があって素晴らしかったです。
耳が聞こえなくても、頭の中で心の中で流れて続ける音楽を感じて指揮をするベートーヴェンと彼の音楽をリスペクトして歌う市民たちの姿は感動的でした。
セットは、天井からつられたスクリーンで背景が変わったり、場にある机などをキャストが動かし、ベートーヴェンの家になったり、ピアノ工房になったり、酒場になったりしてました。
場面転換も多かったけど、でもそれを感じさせないようなスムーズな流れでした。
カテコで再度「合唱」
キャストみないい顔して歌ってて、とてもいい雰囲気でした。
さて、キャストですが
ベートーヴェンの稲垣吾郎さん。
彼の演技は、わりと独特だよなって思ってたんですが、このベートーヴェンの役柄はよくあってました。
感情の起伏が激しく変わり者のベートーヴェンをよく演じてたと思います。
成り切ってましたね。
マリアの大島優子ちゃん
小さい体をいっぱいに使って、演じ切ってました。
ベートーヴェンのよき理解者。ぶつかることも多かったけど、でも彼を理解しているからこそですよね。
それから弟の加藤和樹くん
彼も理解者ですよね。相変わらずかっこいいな。無表情なのも相変わらず。
けっこう見に行くお芝居に出てるんだけど、どんどんうまくなってるなって思います。
あと印象に残ったのは片桐仁さん。
彼がコメディパートを受け持ってて、美味しい役どころでした。
ピアノ工房のナネッテ役のマイコさんもよかったなあ。
シュッとしててかっこいい。彼女にとてもあってましたね。
他には、ベートーヴェンの父を演じた田山さん。
あのかつらには笑いが込み上げちゃいましたが、さすがの演技で場を締めてました。
この舞台は音楽好き、ベートーヴェン好きにはたまらないですね。
最後の「合唱」だけでも十分満足のいく舞台だったと思います。
会場の割れんばかりの拍手がものがたっていました。
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