銀河後悔日誌、つぶやき

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新生

2007-10-09 23:50:40 | 大相撲観測日誌
 前親方が解雇された時津風部屋。
 師匠不在のまま、後継者の申請期限を迎えたが、今日付で部屋の時津海が引退し、「時津風」を襲名して部屋を継承した。琴ノ若以来の、引退後即部屋経営である。

 大変分かりにくいが、「双葉山道場」に端を発する現在の「時津風部屋」の当主としては双葉山・鏡里・豊山[勝]・双津竜[順]に続いて5代目、名跡としての「時津風」襲名者としては、大坂(阪)相撲時代も入れて16代目となる。

 今回の騒動では“取り潰し”も考えられたが、“名門”ということも考慮され、存続が許された。


 しかし、「時津風一門」という名称は、今後変更される可能性があるという。

 一門と言うのは、一門名の部屋の系統によって形成されたものである。
 時津風部屋は、昭和16年12月24日付で双葉山(現役で年寄資格)が、立浪部屋から独立して創設された「双葉山道場」が嚆矢である。
 その後20年11月26日に引退して「時津風」を襲名し、部屋は「時津風部屋」と改称された。

 そうした中で、師匠を亡くした井筒部屋(もと幕内星甲・19年9月23日死去)や独立の際には親友の粂川部屋(もと大関鏡岩)と、双葉山を慕って小部屋を傘下に収め、錦嶋部屋や伊勢ノ海部屋も一門に加わって、時津風一門が形成されていった。



 師匠が交代したところで、相撲界に対する不信感を拭いきれるとは思えないが、まずは新しい親方の下で部屋の力士たちが、これまで通り相撲を取り続けられる環境が出来たことは喜ばしい。

 同時に、良いところはほとんど触れず、悪いところは何十倍にも増幅して報道するワイドショー的な情報には用心したいものだ。


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2 コメント

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新親方、いきなり辛い仕事 (shin2)
2007-10-10 01:31:43
週刊誌等の報道が正しければ、まもなく先代の時津風親方と実名が挙げられた力士が逮捕されるとのことで、とんだ貧乏クジですが、それも承知の上の新時津風親方の襲名なんでしょう。
さて、毎場所引退力士が10人程度出るわけですが、この事件で引退力士の数が増加するのか?おそらく退めると言い出す力士、それも言わずにスカす(部屋を脱走する)力士を引き留めることは著しく困難になったと思われます。
もし引退力士の数に変化がなければ、この事件は時津風部屋の体質によるものであり、相撲界全体が暴力的ではないという証明になる(だからと言って、時太山=斉藤俊さんの命が元に戻るわけではないんですが)と思われるのですが、さあ、どうなるか?
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1週間が過ぎて (紅葉橋律乃介)
2007-10-16 23:35:49
 引退者はそれほど増えないのではないか、と。

 逆に、新弟子はかなり減っていくでしょうね。ますます未経験者が入りにくくなる。今後は学生相撲で上位に入った力士ばかりになりそうな気も…。この人たちは、大学なりで相撲部屋らしきことをやってますからね。
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