銀河後悔日誌、つぶやき

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ある大関の死によせて

2006-06-23 23:27:45 | 大相撲観測日誌
 もと大関北天佑の二十山[はたちやま]親方が腎臓ガンで亡くなった。

 わたしが相撲を観始めた頃、既に大関であった。
 残念ながら2度の優勝の何れも記憶がないが、去年亡くなった二子山(もと大関貴ノ花)親方の在位50場所に次ぐ、大関在位は44場所を数えた。

 当時の横綱・大関陣が引退し、みな部屋を興した。

 大関を出した名門もあれば、かなり後になってから部屋を興した親方、他の部屋と合併して大きくなった部屋…。

 そんな中で二十山部屋は、創立は早かったが、なかなか弟子が育たない部屋であった。
 これは親方の指導方針にあった。有望な力士をどんどん伸ばすのではなく、全体を強くしてみんなで上がっていこう…というわけだが、それではなかなか上手くいかない。

 ようやく数年前、初の幕下力士(勝天佑)が生まれた。
 勝天佑自身はその後も三段目と行ったり来たりだが、露鵬の弟白露山の加入により、一躍知名度が上がった。
 白露山はあれよと言う間に十両・幕内に上がり、部屋初の関取に昇進。


 三役を目指す白露山を筆頭に、まさにこれからと言う時であった。

 行年45歳、あまりにも早すぎる死によって、あっさりと二十山部屋の幕は閉じた。
 力士たちは北の湖部屋に転籍すると言う。

 二十山親方のご冥福をお祈りします。

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2 コメント

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驚きました (熊虎)
2006-06-24 11:17:33
春場所中に脳梗塞で一時危篤になったという話を聞いたことがありますが、まだ若いのに、と思いましたし、その後は何も聞かなかったので、回復したものと思っていました。



まさか、ガンだったとは・・・。



ご冥福をお祈りします。
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早世 (紅葉橋律乃介)
2006-06-24 22:00:22
 審判をもと武双山の藤島親方に交代して、療養中だと思っていたんですが…。

 去年の二子山さんのときも驚きましたが、かなり悪いことは伝えられていましたから、「ついに」という感じはありました。



 今回の二十山さんは衝撃でした。

 最近も貴ノ浪の音羽山さんが一時重篤になりましたし、親方衆には体調をしっかり管理して頂きたいですね。
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