ルパン三世のはんたいなのだ！？

　本日はわたしの生誕日…の半年前。24歳66ヶ月になりました、よろしく。


　さて、昨日・今日と遅番ではあったが、まあ、はっきり言ってしまえばヒマであった。今日は早く帰ることが出来たので、21時半には帰宅した。

　ＴＶでは、何度目かの『ルパン三世　[ルパンＶＳ複製人間]』が放送中。結局最後まで観てしまった。
　この作品は1978年の公開。わたしはまだ1歳になったばかり…ということで、ＴＶで観たのも中学生くらいではなかったか。

　現在でも毎年ＴＶスペシャルが放送されているが、内容はだいぶ違う。これは名作として名高い『ルパン三世　カリオストロの城』の影響が強いのだが、こちらの公開は1979年。この作品以降と前では違って当然、ともいえる。


　ルパン役は、当然ながら山田康雄さん。1995年3月に亡くなり、今年は早くも十三回忌である。この年は6月に宮内幸平さん、9月には富山敬さんも亡くなったとんでもない年だった。
　次元の小林清志さん、五右ヱ門の井上真樹夫さんは現在も同じ役を演じ続けられてる。井上さんは『機動戦士ガンダム』のスレッガー・ロウでもおなじみだが、『ガンダム』の放映は翌1979年。公開当時、まだ「ガ」の字も知られていない昔の作品である。

　不二子の増山江威子さんや銭形警部の納谷悟朗さんも現役。しかし、納谷さんは若く聴こえるものの、それ以外の方は29年経った現在も、ほとんど声が変わっていない。これは奇跡的なことである。

　大ボス（？）マモーは、のちに二代目黄門さまの西村晃さんが演じているほか、「特別出演」として、主題歌「ルパン音頭」も唄っている三波春夫さん（エジプト警察署長役）、赤塚不二夫さん（アメリカ大統領役）、梶原一騎さん（書記長役）で出ている。赤塚先生のみ現存だが、病床が長い。ずっと付き添っていた奥様の方が先になくなって驚いたものだ…と、まったく内容に触れていないではないか。


　今のＴＶスペシャルや『カリ城』に慣れている方は、この『複製人間』を観て驚くだろう。また、子どもたちが観ると夢に出て来そうだ。

　前にも書いたが、ＴＶスペシャルはもはや“生きてるかどうかの確認作業”に近い。たまにはこういった重厚な作品も観たいが、さて？