いろいろと試してみた、毎日。

趣味のクルマ・バイク中心ですが、他にもなんだかんだやってます。

コレダ50(K50)のオイルシール交換。

2015年09月21日 | 日記
この晴れた日を逃さず整備(笑)
今度は日常の足に使っているコレダ君のオイル滲み修理、オイルシール交換です。



まあ、交換するのはエンジン周り、フラマグ側クランクケース・ドライブスプロケット・シフト・キックの4ヶ所。

まずはクランクケースから。

クランクの両側軸部にオイルシールがありますが、クラッチ側はギヤオイルで潤滑しているので早々は傷まないのですが、フラマグ側はかなりドライな環境に置かれていますので痛みが早いです。

傷んでくると一次圧縮した混合気が逃げて2次圧縮に影響しますので故障の原因になります。
頻繁に交換する必要はないんですが、ここは2ストに乗るなら気にしたいオイルシールです。

で、カバーを外し、フラマグのセンターナットを外すのですが、ここで活躍するのはこの工具。
フライホイールプーラーとホルダーですね。




これを使って、センターナットを緩め、フライホイールを軸から外します。




そうすると、こんな感じでコイルがお目見えします。



コイルベースは3本のビスで固定されてますのでこれを緩めて取るんですが、このビス、結構硬く締まっていますので舐めない様に注意が必要です。
こういうのは便利なショックドライバーを使ってますけどね。



コイルベースを外すと、ようやくオイルシール(笑)



これをクランク軸やケースを傷つけないようにピックアップツールなどを使ってほじくり外します。



そうすると、こんな感じで軸部ベアリングが丸見えの状態に。



で、新しいシールを嵌める為にクランク軸周りの清掃を軽く行い、シールの切れを防ぐ為に薄く軸にラバーグリースを塗ってやります。
それからシールにもラバーグリースを軽く塗り、嵌め込み。



嵌め込みはホルダーなんかを本当は使うんですが、私なんかは適当なスリーブを使うか、面倒なときはメガネレンチを使ってます(笑)
この時にとにかく、新しいシールのリップを傷めないように、均等に打ち込んでやることが肝心。

後は分解の逆順で組んでやるだけですね。
フライホイールを組む時は軸部のキーがピッタリ嵌っているか、嵌め込み時にキチンとキー溝を合わせて組み込みます。

で、今度はドライブスプロケット・シフト・キックですが、その前にギヤオイルを抜いてやります。



まー、抜いたオイルがキレイでもったいないですが、シール抜いた時に漏れてきちゃって厄介ですからね。

抜き終わったら、チェーンを外し、ナットのロックワッシャを解いて緩め、スプロケットを外します。



軸にカラーがありますので、それを抜くとこんな感じ。



で、このシールもほじくり外してやると、ベアリングが丸見えの状態に。




あとはクランクケースの時と同様に新品を嵌め、組み上げ。
ただ、軸部のカラーはシールリップと接触していますので、汚れをキチンと清掃してやって、ラバーグリースを軽く塗布して嵌めてやります。

シフトのシールもほじくって外し新品を嵌めてやりますが、シフトのロッドが長いのでリップを切らない様にご注意を。




ここまでで、フラマグ側のシール交換は終わり(笑)



キックはキックレバーを取り、同様にシールを交換します。





シール交換が一通り済んだら、忘れずオイルを500mlギヤケースに入れて修理完了。

今回使用したコレダ君のオイルシールはメーカーさんから出ますので全て純正品です。
まあ、シールは大した金額でもないですし、バイクの状態を良好に保つのであればケチケチせずに交換ということで(笑)

では、また。

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