トップ画像の空。
病院から一旦、家に戻るとき駐車場から見上げた空。
雲が輪に向かい合って、フォークダンスでもしてるかのように(私には)見える。
秋の空は変わりやすくて出掛けるには外干しの洗濯物が気懸りだけど、
その分いろんな表情を見せてくれて見飽きないなと思う。
病院に入る時間の空は、いかにも憂うつで気が重くなった。
いかにも雷鳴が響き雨粒が落ちてきそうな空だったのが。
4時間も過ぎると青空が広がり白い雲が浮かんでは消えていく。
2度目の洗濯の乾きが、もう少しと思いながら家に戻ってすぐ物干しいっぱいに広げたあたりで。
家中の窓を開放し終えたところで。
突然の雨に降られ慌てて取り込んだり窓を閉めたりした。
秋の空は変わりやすく油断できない。
競技場で雨にさらされているだろうM嬢のことを気に懸けながら、
お風呂を沸かして帰りを待つ。
程なく思った以上に元気な声で帰ってきた。
髪の毛が、すっかり乾いたところで車に乗せ病院へ向かう。
今日の2度目の空は、
そろそろと日が傾いていた。
建物の途中に反射した光が、きらきらと映ってきれいだとか思う。
明日は、ここからまた、どんな空が見えるんだろう。
それが、ささやかながら明日への希望かもしれない。