WOWOWで放送された「デアデビル」を見る。
ド王道ではない路線の映画ばかり見ていたので妙に新鮮だ(笑)。トータルすれば満足する内容だった。
特にロックを主体とした音楽は良かった。公開当時CMのBGMに使われていたエヴァネッセンスの曲は印象的で、
当時、その曲目当てにバンドのファーストアルバムも買った。マイナーのメロディとちょっとばかりのゴシック、ホラー風味が素晴らしい。
トラウマヒーロー・デアデビルこと盲目の弁護士マードック(正義原理主義者。弱者救済や悪に対しては悪辣な
手段も辞さない)がいかにしてこうなったかを描いた冒頭の少年時代の回想シーンには結構泣ける要素があり、
そのトーンを最後まで貫徹してほしかった。彼は五感のうち失った視覚以外が異常に発達しており、例えば聴覚は
コウモリの超音波の理屈で、物の詳細な形まできっちり認識することができる。「普通の人間が体を鍛えたヒーロー」
ではあるもののの、これに加えあれだけ動いたりできれば、十分「普通」ではないと思う。ただ、ワイヤーやCGの
アクションは、「いかにもそれでござい」という感じの動きになってしまって白ける。アニメであの動きならアリだけど。
一番印象に残るのは、武藤敬司みたいな顔の基地外刺客ブルズアイ。
日本人的センスからすると、彼が額に入れているターゲットの形の彫り物は「東京都のマークを見たときの
中学生的連想」につながるので、どうもカッコいいとは思えないが、「北斗の拳」のやられ役系のバカっぷりだ。
原作での描写は知らないが、投げた物は百発百中というブルズアイが、格闘でも普通に強いのは反則という気もする。
こういうキャラは、「あくまでも物を投げて戦うというスタイルに固執し、それができないと弱い」といったほうが
面白いと思った。あと、デアデビルは幹部・首領クラスにこそもっと厳しくあたれよと。
ド王道ではない路線の映画ばかり見ていたので妙に新鮮だ(笑)。トータルすれば満足する内容だった。
特にロックを主体とした音楽は良かった。公開当時CMのBGMに使われていたエヴァネッセンスの曲は印象的で、
当時、その曲目当てにバンドのファーストアルバムも買った。マイナーのメロディとちょっとばかりのゴシック、ホラー風味が素晴らしい。
トラウマヒーロー・デアデビルこと盲目の弁護士マードック(正義原理主義者。弱者救済や悪に対しては悪辣な
手段も辞さない)がいかにしてこうなったかを描いた冒頭の少年時代の回想シーンには結構泣ける要素があり、
そのトーンを最後まで貫徹してほしかった。彼は五感のうち失った視覚以外が異常に発達しており、例えば聴覚は
コウモリの超音波の理屈で、物の詳細な形まできっちり認識することができる。「普通の人間が体を鍛えたヒーロー」
ではあるもののの、これに加えあれだけ動いたりできれば、十分「普通」ではないと思う。ただ、ワイヤーやCGの
アクションは、「いかにもそれでござい」という感じの動きになってしまって白ける。アニメであの動きならアリだけど。
一番印象に残るのは、武藤敬司みたいな顔の基地外刺客ブルズアイ。
日本人的センスからすると、彼が額に入れているターゲットの形の彫り物は「東京都のマークを見たときの
中学生的連想」につながるので、どうもカッコいいとは思えないが、「北斗の拳」のやられ役系のバカっぷりだ。
原作での描写は知らないが、投げた物は百発百中というブルズアイが、格闘でも普通に強いのは反則という気もする。
こういうキャラは、「あくまでも物を投げて戦うというスタイルに固執し、それができないと弱い」といったほうが
面白いと思った。あと、デアデビルは幹部・首領クラスにこそもっと厳しくあたれよと。