雨が来るのが少し遅かったようで、レタスに茶色いチップが入ってしまいました。昨日は久しぶりのいい天気、今朝も晴れています。でも、この天気今日までで、明日はまたかなりの雨が降るようです。
今までの雨で地盤が緩んでるところがたくさんあるようです。くれぐれもお気を付け下さい。
じつはこんなにスゴイ、「ラジオ体操」3つの効果
Mocosuku - 2016年8月23日
執筆:井上 愛子(保健師)
日本でラジオ体操が初めて放送されたのは1928年のこと。健康の保持・増進と体力向上を目的に、老若男女を問わず「いつでも、どこでも、誰にでも」簡単にできる体操として開発されました。
今でもその形を変えることなく続くラジオ体操。子どものころ朝早く起きて、学校や公園で毎日した、という方も多いのではないでしょうか。
そのラジオ体操、じつはスゴイ効果があることをご存知ない方も多いはず。詳しく紹介していきます。
知らなかった、ラジオ体操の本当の効果
じつはラジオ体操には、3つの驚くべき効果があります。
1.ストレッチ効果
全身の筋肉や関節をほぐし、柔軟性を保ちます。運動前後の整理体操にも効果があるほか、関節痛やぎっくり腰、肩こりの予防にもなります。
2.筋肉トレーニング効果
日常ではあまり使わない筋肉を刺激する動きが組み込まれています。
全身の筋肉をくまなく収縮・伸展させることで、筋力を強化し、筋肉量がアップします。筋肉量がアップすると代謝が促進され、太りにくい体をつくります。
3.有酸素運動効果
減量には有酸素運動が適しています。筋トレ効果と相まって、脂肪燃焼が促進されます。また、全身を動かすことで血液やリンパ液の流れが良くなり、冷え性の改善や免疫力がアップします。
いかがでしたか?
このように、ラジオ体操はストレッチ・有酸素運動・筋肉トレーニング効果をもつ、まさに「効率的」な運動なのです。
ラジオ体操はなぜ、夏の朝にする?
オフィスワークの人や、普段あまり運動はしないという人にとって、ラジオ体操は夏休みの早朝に子どもが行うイメージがあるかもしれません。
秋から学校が始まるので、夜更かし生活から朝型生活に切り替えるために行われたことから、「夏」にやるものとして認識されがちです。しかし、先述のラジオ体操の3つの効果からすれば、夏に限らず、いつでも行うのが理想です。
同じように、「朝」やる体操として定着していますが、どの時間帯にやるかによって得られる効果は違ってきます。
朝の覚醒効果
朝に行うと、覚醒効果が得られます。
目覚めた直後は、筋肉と神経の動きが鈍く、血液も内臓に集中しているため、バランスよく脳に循環していません。ラジオ体操によって神経を活性化し循環を良くすれば、脳も体もスッキリと目覚めさせることができます。
食後のダイエット効果
食後に行うとダイエット効果が得られます。
食事で上がった血糖を体内に取り込むときに、脂肪が合成されます。食後に上がった血糖値を、運動によって消費することで、脂肪の合成を抑制することができます。
寝る前は質のよい眠りを促す
夜寝る前の軽い運動は、質の良い眠りを促します。
寝る2時間ほど前に行い、一時的に体温を上げ、体温が下がるタイミングで眠気が訪れます。また、軽い運動はリフレッシュ効果もあり、一日の疲れを和らげてくれます。
いかがでしたか?国民の健康の保持・増進、体力向上を目的に始まったラジオ体操、毎日続けることで、きっとあなたに良い効果をもたらすでしょう。
ただし、いい加減にやっても意味がありません。伸ばすところはしっかり伸ばす、曲げるところはきちんと曲げるなど、気持ちをいれて行う必要がありますよ。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン