TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

テレビ体操

2021年04月25日 | インポート
いつまで続くかわからないが、テレビ体操を始めることにした。見逃してしまってもだいじょうぶなように、Eテレの体操番組を録画撮りする。

小学生のころ、夏休みになると、(朝6時半ごろだったかしら)カードを首からぶらさげて、アパート脇の駐車場で行われるラジオ体操に参加した。
運動不足を補うためというよりも、朝早く起きる習慣を休み中も崩さないため、という目的であったのかもしれない。
休みの期間中、せっせと律儀に通い続けた。スタンプを集めた結果、何かご褒美をいただけたのかどうかは覚えていない。運動会の参加賞程度に、子供会(町内会とは別にそんな会もあった)から鉛筆程度のものをもらえたのかどうだか。
スタンプを押してもらい、それが着々と増えていくのがただ嬉しかったような気がする。今思えば、なんと単純(いや、純粋)だったんだろうと思うが、スタンプカードという発想は、50年以上も前からあったのである。

さて、テレビ体操は、平日と土日とは時間帯とメニューが異なる。
それぞれ、日体大風のがっしりとしまったからだつきのお姉さんがたがスタジオでお手本を示してくれる。足の悪いかたのために、座った姿勢の人もいる。
たかだが5分か10分程度なのだが、侮ることなかれ。実に効率的にできていて、かなり息切れもし、固くなった肩や足がなんとなくほぐれていくのがわかる。
昔からの”ラジオ体操版”もあるが、これなどは、曲を聴くと、からだが自然と動く。
子供の頃に覚えた動きというものは、運動神経に関わらず、ずっと忘れない。忘れはしないが、第2体操まで始まると、「ええ! まだやるんですか」といった感想が湧き上がる。
スタジオの彼女たちとは、対面になっているのだから右と左は逆になるはずなのだが、そこに素早く対応できず、あれ、右? あら、左?とおたおたしてしまうのも、相変わらずである。


コメント (2)
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