箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

ススキ葉でバッタづくり・・・! 

2020-08-26 | *編集・夏/8月

ススキ葉でバッタづくり・・・!

 今日も朝から暑い一日です。

相変わらずのセミの大合唱の中を自然4号路から勝尾寺へ、ここの

裏山から最勝ケ峰(535.5m)、東海自然歩道を経て箕面ビジター

センターへ戻ってきました。

 

森の中の駐車場はいつもより車が少ない感じです。

久しぶりに森の博物館に入ると小学生が数人、夏休みの課題研究

なのか?  

蝶やトンボなどの標本をしきりに眺めてメモを取っていました。

 

前には野草園が広がり、いつも珍しい花々を咲かせて見せてくれて

います。

見上げるといろんな鳥たちが飛び交っています。

そんな中の木のベンチで一休みをしていると・・・ 何! 

大きなバッタがいるではありませんか・・・

木の葉にも、草花の葉にもとまっています。

 

近づいてよくよく見ると・・・何と!  本物ではありません!

 

草葉で作られているようです・・・

それにしてもよく出来ているな・・・  と感心して見ていると、後方で

ニコニコしながらいつも何かと教えていただく職員の方が・・・

  ”よく出来ているでしょう・・・” と声を掛けてくれる。

本当に本物ソックリだ! 

感心してみていると・・・ 

” どうです! 作ってみませんか? お教えしますよ!” と言い

ながら沢山のススキを入れたバケツから数本のススキを持ってきて

くれました。

難しそうだな!  

それに人一倍不器用な私にできるかな?

 ” 大丈夫ですよ・・・子供でも出来ますから・・・”  

(それが問題だが・・!)

図示したコピー紙まで持ってきてくれたので思いきって教えていただく

事にする。

 

 

まずはススキ葉を取るのだが、両側にバランスよく葉の付いたものを

5-6枚茎からはがす・・・道具はハサミと虫ピン1ケのみだ。

最近、物覚えが急に悪くなったせいか? 何度、同じ事を言われても

すぐに忘れてしまう・・・

まるで幼稚園児に教えるように根気よく ああして、こうして・・・と

教えて下さるが、先生には気の毒になるぐらい私にはややこしくてよく

分からない。

 

しかし、不思議なものでゆっくりながらついていくとその内に恰好が

ついてくるものだ・・・ 葉と茎芯をうまく編みこんでいく・・・ 

バッタの腹の部分が最も難しい。

でも、30分以上かかった奮闘でやっと一匹が完成! 

バンザイ!   私でも出来た!

 

早速それを別のススキの葉の上に取り付けてみる・・・

 先生のバッタはさすがに上手い!

私の物は作り手に似て? 少しひなびた老バッタだがそれでもよく

出来たではないか・・・と自画自賛する。 (笑)

 

それからそこで更に3匹作って新しいススキに取り付けると、たまたま

傍に見にきた小学生が  ワ! むっ茶うまいやん! と誉めて

くれた? ので気をよくする。

 

もうすぐ夏の終わり・・・

里山の道端ではもう秋の虫がさかんに鳴き始めていました。

 

 次の日に私は早速、前日教えてもらった通りにススキ葉を用意して

葉っぱをはがして作り始めたのですが、もう全くやり方を忘れて

しまっていました・・・(笑)

 

 「 葉のバッタ 一足先に 秋を連れ 」    (花詩)

 07-8・28 (完)

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