箕面の森の小さなできごと&四季の風景 *みのおハイキングガイド 

明治の森・箕面国定公園の散策日誌から
みのおの山々を歩き始めて三千余回、季節の小さな風景を綴ってます 頑爺<肇&K>

教学の森にマツタケ・・・?

2020-08-26 | *編集・秋/10月

教学の森にマツタケ・・・?

 箕面・新稲(にいな)から西尾根コースに入り、海の見える丘へ

向かって歩いていました。

 

急に寒さを感じる朝で、折っていた長袖シャツの裾を下ろすほど

でした。

しかし、澄み切った秋空を見上げると 何ともいえない気持ちの

いい季節なりました。

前夜の雨で森の中はしっとりとしていて、その湿気のある森の

匂いもまたいいものです。

 

この山道の両脇にはコナラ、クヌギ、ミズナラ、カシワ、くり、ブナ、

ヤマザクラ、イタヤカエデ、イロハモミジ・・・ヤブツバキやアベマキ、

アラカシ・・・ いろんな樹木が重なり合って絶妙な雑木林を

形作っています。

松もあちらこちらに点在していて、かつてこのあたりは松林だった

事も窺い知れます。

 (この松尾山はその昔 関西では有名なマツタケ山だったとか)

それが栄養豊富? になったせいか、マツクイムシにやられたせい

なのか? 

年々松枯れが目立つようになりました。

 

 

それは私が教学の森・野外活動センターの第一キャンプ場の

裏口を通り過ぎ尾根道を歩いている時でした。

 

  うん? 

  この香りは・・・? 

  何?

  まさか・・・?

  マツタケの香りに間違いない・・・ 確かにそうだ! 

 

確かに回りには松の木が何本もある・・・

ひょっとしてマツタケがあるのかも・・・・?   

  (期待でワクワク・・・!)

久しく食べた事のない秋の味覚の王様・・・ 

  アカマツはどこかな・・・? 

それから時間も忘れて探す事30分・・・見当たらない。

 

子供のころ、故郷の信州・安曇野の神社の裏山の松林には

マツタケが一杯生えていました。

ヒメジ、マイタケ、ナメコ・・・いろんなキノコがありました。

遊びの帰りにマツタケを取って帰り、祖母によく料理をして

もらったものですが・・・

あの頃はそんなに特別に美味いものとは思わなかった

のにな・・・!

 

しかし、あの香りだけは今でも忘れていませんから、きっと

どこかにあるのかもしれません・・・?

松葉の下に隠れているに違いない・・・と、勝手に確信しています

が・・・。

 

 

でも、ひょっとして私の 夢見る秋の食欲のせい なのかも

しれませんが・・・  

 

 

     マツタケの香り吊られて森のなか 

     食い意地につられて森へわけ入る   (花詩) 

'13  10/26
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