箕面の森の人もよう!
箕面・外院のバス停を降りると数人のハイカーの方々が頭を下げて
迎えてくれましたが・・・ ?
うん ? どうやら人違いのようでした。
今日は古参道から山越えをして勝尾寺へ、東海自然歩道から清水谷方面
への予定です。
外院の里山に入ると田畑で仕事をされている方が目に付きます。
稲も順調に育っている様子です・・・トンボが飛び交っています。
日曜菜園を楽しんでいる方々も見受けられます。
ノンビリとしたこの風情は私の いいな~感覚をいつも刺激してくれます。
左手に土手があり、農業用の大きな溜め池があります。
ここに上ると大阪が一望できるのでいつも寄り道をするのです。
外院の森の方から沢山の鳥がさえずっているので双眼鏡で覗いて
いました。
すると、下の道から・・・
「何か見えますか・・・?」 と 大きな声・・・
見ると20人位の団体さんの先頭の方が私を見て叫んでおられる・・・
「 いえ!・・・ あっ! 今日でしたか・・・ ご苦労様です!
お気をつけて・・・! 」 と 私も叫んでいました。
そうか!
あのバス停におられた方々は 箕面山パトロール隊の方々で、今日は
山のゴミ清掃の日なんだ! と分かりました。
先頭の白い髭の会長さん NPO法人みのお山麓保全委員会のみなさん
始め、箕面の森の活動のまさに中心として活動されている先輩の方でした。
手を振ってやがて旧参道の方へ皆さんと上っていかれました。
その後、茶園谷のしらみ地蔵付近で別のゴミ清掃隊の方々にもお会い
しました。
本当にご苦労様です。
箕面の森は東京の高尾の森に次いで日本で二番目に小さな国定公園に
ありますが、都市近郊の森と言う事もあり、いろんな方々がいろんな思いで
森を利用し活用されています。
今日は森のゴミ清掃隊のボランテイア活動をされている方を含め、
私が箕面の森で目にした方々の 人もようをお伝えしようと思います。
箕面の森の人もよう! (* 私の見た人たち・・・)
・ ハイキング
私も含めて森の散策、山歩きを楽しまれている方。 (ハイカー)
・ 自然観察
箕面の森は日本でも有数の植物、昆虫類の宝庫ですから、ナチュラリスト
から子供まで沢山の人がやってきます。
箕面公園昆虫館や森の博物館(箕面ビジターセンター内)もあります。
・ バードウオッチング
鳥もまた数多くの種類がいて四季折々楽しませてくれます。
私のように小さな双眼鏡を首にかけては楽しんでいる素人ウオッチャー
から、日本野鳥の会で活動中の方や、本格的な重機材を肩に野山を駆け
巡るプロカメラマンの方までさまざまですね
・ マウンテンバイク(MTB)
山道を専用自転車で駆け回ります。
大人から子供まで・・・ しかし、同じ山道を歩くハイカーにとっては下り
斜面をスピードを出して下りてくる時などぶつかりそうになり ヒヤ! と
する危ない時があります。
・ 山岳耐久トレイルランナー
正式な呼び名は分かりませんが、体にフィットしたタイツに身を固め山道の
上り下りも走りながら駆けていきます。
私など何度も休憩しながら登っている山道でもスイスイと走って登る体力
には恐れ入ります。
・ 山岳競歩ランナー
山を走らないまでも競歩に近い早足で、時には両手にウエートを持ち、
両足にウエートをつけてトレーニングしている方もいて、それで私を軽々
追い越していくので恐れ入ります。 若い女性の方もよく見かけますよ。
・ 障害者ハイキング
ボランテイアの方々が目や耳、体の不自由な方々の手足となって山歩きを
いっしょに楽しまれている所を拝見しました。
・ 犬と散歩 & 用心棒代わり?
大きな子牛のような犬と山道で出くわした時は腰が抜けるほどビックリし
ました・・・
いくら山の中でもリード(綱)はつけて歩いてください! (怒)
森の中で犬の散歩か、ご自分の山歩きの用心棒か (ご婦人に多い!)?
分かりませんが犬連れはよく見かけますね。
・ 絵を描く方
滝道側や箕面川べりでキャンバスを立てて絵を描いておられる方々、
スケッチブックを片手にスケッチをされている方々の姿が絵になりますね!
・ デイトで
若いお二人がしっかりと手をつなぎ合って歩いています。
森の景色よりお互いを見つめ合っているほうが多いのでは・・・
(要らぬお世話でしたね!) 抱き合っている姿も見ますが、誰も
いそうにない森の中でも意外と目立つんですよ!
・ ご夫婦連れで
最近は団塊の世代と言われるようなご夫婦が、お2人の新しい趣味を
見つけた・・・と言う感じで多く森を歩いているのを見受けます。
でも、家の延長のような方々もいて夫婦ケンカもあり、見ていると面白い
ですよ! (失礼!)
・ キャンプ
指定場所以外原則禁止のようですが、全くお構いなしにテントを張って
キャンプをされている方々。
・ バーベキューパーテイ
箕面ビジターセンターで予約すると もみじ広場で利用でしますが、指定
場所以外は禁止です。
でも、禁止にもかかわらず箕面川の川原や森の中でもいい匂いをさせて
いるパーテイがおられます。
・ カラオケ
これには参ります・・・ 大声が森にこだまして離れられません!
先日はおじさん、おばさんの団体さんでしたが森の中でのカラオケ設備
にはビックリでした。 韓国朝鮮語で絶唱されている方もいましたね・・・
(禁止場所でやったり、大声だしたり! 迷惑気にしない・・・これって
大阪名物?)
・ 太極拳 ?
森の空き地でお一人でポーズを取っている方をお見受けしました。
あれは 酔拳の舞い か・・・?
・ 子供たちの山歩き
保育園児、幼稚園児、小学生など子供たちの山歩きは興味深々で好奇心
いっぱいなのがよく分かります。 森の中では生き生きとしています!
・ 若者達の森体験、自然活動
教学の森にある 「箕面市立青少年野外活動センター」を利用しての
キャンプはいつも子供から若者達で賑わっています。
隣接する散策路、西尾根コースを歩いていると森の中から若い歓声が
よく聞えてきます。
・ 森の展望台つくり
若者達が森の一部を切り開き、大阪が180度一望できる素晴らしい手造り
展望台を2ケ所作ってくれました。 (許可を取ったんでしょうね?)
その丸太のベンチで一休みしながらの大阪一望は私の楽しみの一つです。
・ 耐寒ハイキング
中学や高校が真冬に全校挙げての学校行事としてされているようです。
この列に狭い山道で出会うとまず一時間は進めません
・ サバイバル訓練
ある時、ある中学での行事として生徒だけで雪の積もる後鬼谷でテントでの
野営、自炊、一泊キャンプをしている所に出会ったことがあります。
すごい!
・ 教育 訓練
ある介護学校の新入生訓練に出くわした事があります。
共に森を歩き、山に来ると一人一人の性格がよく分かるのです・・・ と
先生が教えてくれました。
たまに高校や大学運動部の活動を見ますが、相当厳しいですね・・・!
・ 戦争ごっこ
何と言う名称が分かりませんが、ある日冬の谷山谷で迷彩服を着た
完全武装の戦士と出会って ビックリ!
よく見ると雪の中に、木の上に、木陰にも沢山戦士がいるのです・・・
しかも拳銃や機関銃まで装備・・・軍用双眼鏡を見ながら・・・バリバリ・・・と!
おもちゃとはいえ、私は一瞬! どこに迷い込んだのかと思いましたよ・・・
・ 漫才の練習
若い男の2人連れです・・・ 熱心なのにまったく面白くない! 笑えない!
それが面白かったですが、でもいつか吉本の舞台を賑わせてくださいよ。
・ 音楽の練習
音の大きなラッパを鳴らしている時、音程がはずれたりするとそれを聞き
ながら歩いている私などはずっこけてこけそうになります。
でも、先日は望海の丘でバイオリンの素晴らしい音色が森の中に響き渡り、
うっとりした心地で聞き惚れてしまいました。
・ 野点
森の平地の中で赤い毛氈の上でお茶のお手前をされている方々に出会い
ました。自然と一体になって優雅ですね・・・
その後、尺八の音色が森に響き渡っていました。
・ ハンモックで読書
木と木の間にハンモックを吊り、読書中の方がいました。
風に吹かれながら宙に浮き、気持ちよさそうでした。 落ちないで!
・ 木登り
最近は子供だけでなく、ツリークライミング? と言うのでしょうか・・・
ロープを使って登ったり、木と木の間を渡ったりスポーツ感覚の木登りの
ようですね。 まるで忍者みたいでした。
・ 写真撮影
箕面の森の四季の風景を専門に撮り続け出版されている写真家の方々も
おられます。 早朝から夜景まで、それに一年中森を歩いておられます。
私も箕面の森の写真を見るのが好きなのでその方々の個展にもよく
でかけます。 きれいですね
・ ボランテイア活動
森のゴミ収集、森の環境安全パトロール、道案内の表示取り付け、森の
間伐作業、森の案内ガイド、自然観察会、山麓森づくり、箕面ホタルを守る、
山道の階段づくり、子供と自然と遊ぶ活動、箕面川の清掃・・・まだまだ沢山
のボランテイア活動があります。
・ フォレスト ランブリング (森の散策)
私が今 楽しんでいるものですが・・・
箕面の森の利用、活用にも人それぞれの目的によってかくも多様な活動が
あるものだなと感じ入りました。
貴方はどのような分野に興味がおありでしょうか?