9月18日(日)
パラパラすることもある曇り。
ソラの容体が急変した。
夏の初めごろから、食欲が落ち、急激に痩せてきていた。我が家の大事なソラゆえに、獣医さんに診察してもらう。腎臓が弱り、じん不全じゃないかとの診断。血液も薄く、貧血状態でもあると。治療をして、食欲が出て、体重が増えれば乗り切れるという診断だった。治療を続けた。注射をしてもらうとしばらくは、食欲も回復するように見えたが、3~4日もするとまた元の状態に。小柄な猫だが、それでも体重は1.7kgほどに落ちた。2kgになればと獣医さんも言うが、全くダメ。このところ、2日おき、1日おきと、通院するが、容態は少しづつ悪くなっていっていた。体力がなくなり、ふらふらするようになってきていた。
しかし、そんな状態でも、外が好きで、私たちが、部屋にいるときには、戻ってくるが、餌をちょっとなめるようにしては、すぐにサッシを開けろと要求していた。テラスの専用席で、丸まったり、寝そべったり。テラスから降りて、日影のコンクリートの上で、涼んだり。そのテラスからの下り、上りも危なっかしくなってきていた。
昨日も、午後に、注射を打ってもらってきた。獣医さんから、もう外に出さず、部屋で見てやったほうが良いのではとも言われた。それで、部屋の座布団の上にバスタオルを敷いて、休ませた。外に出してと、冊子を開けてという要求を、だめだといって、部屋の中に置いていた。夕方から容体が急変。見た目にも具合の悪さがわかるようになってきた。
夕食後、ものすごく大きな声で、外に出してと訴えてきた。トイレかもしれないと、一緒に外に出る。テラスの下におろしてやる。ふらふらとアスファルトの道に出て、少しだけおしっこをする。そのまままたふらふらよろけながらも、道を進んでゆく。突然痙攣するように震え、倒れ、身もだえをする。
「ソラが死んじゃうよー」と大声を上げる。連れ合いも出てきて、さすってやったりする。苦しそうにせき込み、吐く。とにかく連れてゆこうと、抱き上げ、部屋に入れて、横たえる。起き上がることも困難なようでも、外に出たがる。横にして、体をさすってやっていると、少しづつ落ち着き、静かに休むようになってきた。すやすやと眠りにも就いた。ソラの体をさすり、そっと手を載せておいてやると、安心して眠れるようだ。それをやめるとしばらくして、泣き始める。外に出して!という欲求のようだ。そんな時に、何回か、苦しそうに、吐きもどした。二人で、順番に手を添えてやっていた。
連れ合いは、今朝は、4時起きで、出荷の卵の準備だった。先に休むように言って、私が様子を見ていた。だいぶ一緒にいて、静かに落ち着いたようなので、私も床に就く支度をしていると、上半身を起こし、苦しそうに泣き、そのうえ、また戻す。しょうがないからと、掛け布団を用意し、ソラに添い寝だ。うつらうつらしながら、さすり、手を添えながら、朝を迎えた。その間も何度か、手が離れた時か、声を出した。
そして、今日、鳴き声を出すことも少なくなり、眼も半空きぐらいで、せわしく腹部を小さく動かしながら、横たわっている。何度か吐くこともあり、おしっこも垂れ流しになった。ソラの名誉のために、そんな時は、大きな声を出し、体を動かそうとしている。もう首を上げるくらいしか、力はなくなっているのに。
今も、そんな状態が続いている。
長いこと、二人ともいなくなることはやめようと予定を組む。午後は、お祭りの準備の行燈張、だったが、作業だけで、懇親会は休み、帰ってくる。連れ合いの、配達行きとバトンタッチ。
玉ねぎ育苗用の培土作り、448穴の育苗トレイに土入れ。5トレイ。コーティング種子で種蒔。3トレイ。