畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

迎え火

2009-07-13 21:10:59 | 暮らし
7月13日(月)  ときどき 

今日は、盆の入り。迎え火を焚く。
わが家は、父が仏となっているが、その前の、私が生まれる前に、しんだ先人の墓を、両親が継ぐように、出来た「家」なので、墓の代から言うと、私は、三代目になる。だから、父の没前から、墓はあり、寺の檀家でもあり、迎え火も、焚き続けてきた。
当地の、迎え火は。麦わらを燃す。稲わらと違い、麦わらは、しっかりとした茎をもち、(ストロー)燃えるときに、空気がはねて、パチパチと、勢いよく燃える。その、勢いの良さが、仏を迎える日の(仏を送る日の)目印によいということで、お盆には、麦わらを燃す、ということになっている。昔は、米以外に、当然、麦も大事な穀類として、必要だった。しかし、とうの昔に、麦栽培は崩壊していた。わたしたちは、麦作りも、おさらいはしたが、その効率の悪さに、10数年続けるのが、精いっぱいだった。
今、70代の、元気な人たち。昔からの伝統行事を知っている世代。お盆の為にだけ、麦を作る。当たり前だが、来年の種さえあれば、麦の実は、虫がわくだけの代物。鶏にやってと、わが家に回ってくる。
今年の迎え火も、そんな形で、もらった、麦わらの火だった。

大豆のトレイ播種。田んぼの畔の草刈。
梅雨明のような、暑い一日だった。
コメント (1)
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