畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
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食、農への思い

だいぶ変な 囀

2022-06-18 17:01:00 | 暮らし
我が家の周りをナワバリとしているウグイスである。
ウグイスの鳴き始めは2月頃からで、連れ合いの5年まとめの農作業日誌にはウグイスの初鳴きは記録され続けているはずだ。彼らの囀りはとても多種に及ぶが、わたしたちが聴き表すのは、最も一般的に、(ホー〜ホケキョ)だろう。初鳴きの頃はなかなかうまく鳴けず(とは、人間が勝手にそう思っているに過ぎないのだろうが?)、ホーケキョ とか ホーケチョ などと聞こえてくる。まだ初鳴きで、練習中だから、そのうち、ちゃんとうまく鳴くようになるよ、などと、これまた勝手に、品評し楽しんでいる。
そして、移ろい、梅の花が満開になる頃になると、いつしか、(ホー〜ホケキョ ホーケキョ ケキョケキョ 、、、、、)と梅にウグイスの季節到来となる。聞くわれわれは、今年も練習の甲斐あって、見事なウグイスの囀りだと、愛でながら初春のひと時を楽しむわけだ。そして、また移ろい、桜も終わり、田んぼも緑に変わり、山の薄黄の新緑も光合成を強め、梅雨の雨に濡れ、すっかり深い色に変わる頃、梅雨明けを待つかのように鳴き始める蝉の声。その蝉時雨に追われるように、いつかしら、ウグイスの囀りも聞こえなくなっている。
そんな鶯との短い一年なのだが、今年はちょっと、いや、かなり変だねと話題になっている。初鳴きの頃には、そんなもんだろうくらいに大して気にはしていなかったのだが、梅の花が散る頃になっても、我が家の(すっかり自分達のものになったように言うが)ウグイスの囀りが、ちょっとおかしくない? となってきた。よく聴くと、(ホー〜マチュピチュ)と聴こえる。その後も注意して聞いてはいるが、なかなか、(ケキョ)とはいってくれない。(マチュピチュ)とは発音がかなり違うので、生半な練習では本当の(?)ウグイスの囀りにはなれないのではと、心配しながら見守って(聞き守って)いた。その甲斐あってか、最近は、(ホーケキョ)と聞こえたり、日に数回ぐらいは、(ホー〜ホケキョ)と囀ることができたりして、我が家のみんなで、『デキタ! デキタ❗️』と、手を叩き合って喜んだりもしている。でも、やはり、聞こえる囀りのほとんどは、
[ホー〜マチュピチュ]なのである。

コメント
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