9時になろうとしている。先程、術後の採血が終わったところだが、まだ、水も飲めないでいる。この血液検査の結果によることになり、待ち遠しい。
ひたすら、点滴チューブをつけたままベットの上で待ち続けた。予定よりかなり遅れ、15時、ようやく術衣に着替え、内視鏡室に。15時30分、麻酔剤投与ですぐ意識が薄れていった。ぼんやりと意識が戻り始めたのは、チューブが抜かれようとしている施術終了間際だった。『上手くゆきました。石は採れましたよ。』とぼんやり聞いて、ありがとうございました、と答えて、壁時計で5時少し前なのをみて、割と早かったなと思った。ストレッチャーで部屋に帰ってきた。ベットに移った。麻酔の朦朧さは続き、喉の渇きを意識しつつも、夢うつつで半睡している。