畑のつぶやき

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食、農への思い

芽出し

2008-03-08 19:21:25 | 米作り
3月8日 

種子消毒を終えた種籾は、2月23日からずっと水に浸しておいた(浸種処理)。これは、種籾に十分水分を吸わせ、発芽の準備を促すためのものだ。同時に、籾の発芽を抑制する物質を洗い流すためとも言われている。一日おきくらいに水を取り替えて、二週間。今年は少し短かったが、今日で浸種を終える。
水から上げた種籾をハウス内のトンネルに運び、芽出しに移る。



発芽の条件の酸素と温度を与え、発芽の一歩手前の状態にする(鳩胸状態)。芽と根が出てくる胚芽の部分が膨らんで、籾殻が破れるくらいの状態になるまで加温する。籾が乾かないように、ポリシートを被せておく。今日は暖かい太陽の光が差し、十分の温度が確保できる。夜はトンネルを閉め、電熱ヒーターを入れる。明日も暖かな日になるそうで、すぐ、鳩胸になりそうだ。



今日は、少しだけ出荷を手伝い、苗床の準備をする。私たちは、ハウス内にポリシートでプールを作り苗を育てるやり方なので、準備は一仕事だ。
板で枠を作り、床を平らに均し高低がないようにして、ポリシートを二重に敷いて水を溜めるようにする。
春の陽射しのハウスの中、シャツ一枚でも汗が出てくる。外は風が冷たい。冬と夏の両方で仕事をしているようなものだ。
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