畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

田植休 その一

2008-04-22 20:08:57 | 暮らし
4月22日  いちじ 

タイトルは田植を休んだということではない。S.Kさんのコメントに、子供の頃、田植のときは学校が休みになったとある。私の生まれた、新潟県の農村地帯でもそうだった。農繁期休暇で、田植期と稲刈期には、一週間位の休みがあったと思う。これは、夏休みなどの休暇分を農繁期に回すものだった。特別多くの休みということではない。
その頃は、苗も田んぼの苗代で作り、手で苗を取り、植えるのも手植えだった。稲刈も鎌で刈って、わらで縛って、竹や縄で作った「はざ」というところに(私たちのところではそのように言っていた)架けて天日干にして、よく乾いてから脱穀した。だから、田植と稲刈は、猫の手も借りたいほどの忙しさだった。
私の家は、田んぼは10a位しかない非農家だった。しかし、親戚が牛やニワトリを飼って、田畑も当時としては広くやっていた。農繁期休暇にはその親戚に、手伝いに言った記憶がある。苗取や、苗運び。縛るのは難しく出来ないが、稲を刈って縛りやすいように置いておく作業などをした。
しかし、中学生になるとそのような休みはなく(なくなったのか?)しだいに農作業の手伝いはしなくなった。家の田畑の手伝いも、小学生くらいまでだった。弟妹が多かったので、きっと小学生の弟たちが手伝っていたのだと思う。

田植四日め、家の近場の田んぼ6枚、50a強植える。夕方には、明日の予定の田んぼに田植機を運んでおく。
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2 コメント

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そういえば (みやび)
2008-04-23 21:52:16
以前勤めていた会社に、山形出身の男の子がいて、彼は毎年きちんと「田植え休み」と「稲刈り休み」をとって帰省していました。子供の頃からずっとそうして生活してきたら、それが当たり前なのだ、といって。
職場の仲間達も、どんなに忙しい時期であろうとそうして帰省する彼を「行ってらっしゃい」「しっかりお手伝いしてくるんだよ~」「美味しいお米ができると良いね」と送り出していました。

今の職場では、毎年この時期米担当者が稲作地に足を運び「今年も美味しいお米、よろしくお願い致します」と農家の方々へご挨拶に行くことになっています。何かお手伝いをすると言うわけでもないのですが、やはりお米を作って下さる方々、田んぼへの感謝の気持をこめてのご挨拶。こういう事を大切にする風習が残っているのはよいなぁ と思ってます。
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Unknown (紀子)
2008-04-23 13:59:16
山間の田んぼで父は米を作った。その米を、町に出た弟妹達に何十年も運んでやった。機械は最後まで入らず80歳過ぎても米を作っていた。米を作ることは生きる事だった。
今年91歳の父は春を待ちかねて裏の畑に出る。米はもう誰も作っていない。
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