畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

初夏

2009-04-11 19:56:44 | 農作業
4月11日(土) 

暖かい晴れが続いている。まるで、初夏の様な暖かさ(暑さ?)。
田植を始める人が増えてきた。今日も、あちこちで、ポツンポツンと、田植機の作業が目に入った。この暖かさは、田植えには良い気候だ。
しかし、私はまだ田んぼの準備だ。最後に残したところの水止め。最も条件の悪い所。まず、田んぼが深い。強湿田で、冬でも、表土が乾かないところがある。田面の高低がひどい。などなど、で、いつも最後になる。水は、堰から、自分のポンプで、汲まなければならない。私の場合、堰からの距離が、短いから良いが(10m位)、人によっては、ホースを100m以上伸ばして、水を汲む。
ある程度、水が入ったら、水を入れながら、耕し始める。畔際などは、ひたひたぐらいの水で、耕し、土を練るようにして、水の漏れを止める。ここは、稲刈り後、耕してもいないので、何度か耕し、荒代も兼ねて丁寧にやっておく。

水を入れながら耕す


初夏の様な青空の下、トラクターの運転も、眠くなるほど


合間に、枝豆、インゲンの種蒔。先日蒔いた、枝豆、古い種だったので、全く発芽せず。くたびれ儲け。
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水止め

2009-04-10 20:00:56 | 農作業
4月10日(金) 

初夏の様な一日。しかし、朝の空気は冷たい。車やトタン屋根は、雨に打たれたような梅雨。草もびっしょり濡れている。
役員に頼み、ポンプを動かしてもらい、高い所の田んぼに水を入れる。5枚のうち、一番上の田んぼは、まだ水がたまっていない。水止めをしなくてはならない。ポンプを動かしても、他でも出しているから、水の出はあまり良くない。朝から、出しても、水止めできるほどに溜まるには、半日かかる。その間は、施肥や草刈で費やす。
午後、水を張った田んぼに入り、水止め。田植えまで、間がないので、少し丁寧に何度か、ロータリーをかける。水止めが終わっている田んぼにも、たっぷり水を入れる。
結局、一日、ポンプを運転し、たっぷり水を張った。
他に、一枚の田んぼの、荒代かきをする。

水を入れている所


水止めの終わっている田圃  水が減って、田の土が出ている


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水撒

2009-04-09 19:48:24 | 農作業
4月9日(木) 

快晴。風も弱く、暖か。春満開と云った一日。外仕事には、なんとも、気持のよい最適な日和だ。しかし、田畑の状況からは、雨がほしい、お湿りがほしい。

一日畑仕事。最後は、タンクで水を運び、水撒きで締めくくる。
春蒔き用に準備しておいた畝やマルチに、種まき。マルチ畝には、穴あけから始める。丸い専用の穴あけ機で、ポリシートに穴をあける。一つ一つ、手で押しつけて、マルチシートを伐り抜いていく。数が多いと、結構の仕事量だ。
野菜は、ダイコン、ゴボウ、ニンジン。種は小さいから、蒔くのは手間がかかる。マルチの穴に、2~4粒づつ落としていくのだが、細かくて、指先を使う、苦手の作業だ。ダイコンは160穴、ゴボウは400穴、ニンジンは300穴、位。
マルチ無の畝には、、葉物、カブなどを蒔く。こちらは、シーダーテープ。機械を、転がすだけだから、あっという間に蒔き終える。その後、パオパオ(不織布)を掛け、周囲を土で押さえる。
チャンと発芽してくれるように、水をかける。
今日は満月? 畑から帰って、片づけていると、薄暗い東の空に、大きな月が、赤みを帯びて、浮かんできた。

猫好きの人たちに、私のパソコンのデスクトップの、4月の背景です
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雨乞い

2009-04-08 19:46:56 | 暮らし
4月8日(水)  ときどき 

4月に入ってからも、時々、雨は降ったが、まとまった雨ではなかった。これからしばらくも、降りそうにない。さあ困った、である。田んぼで、まだ水を溜めていないところがあるし、溜めている所でも、減っている所は、水を入れないと、代かきができない。20日ころに、植え始める予定なので、そろそろ、代かきを始めなくてはならない。
高い所にある田んぼは、下のほうで、多くの田で、水を入れている時は、出なくなる。そんな所が多いので、困る。ポンプで汲んだり、時間をかけたり、能率の上がらない作業になる。でも、この空模様では、と、ポンプの点検をする。一年近く使っていなかったので、エンジンがかからない。気化器を分解掃除する。外したり、取り付けたりが、面倒なエンジンが多く、手間がかかる。結局、暗くなってしまい、明日の仕事になってしまう。
竹山のある友人も云っていた。これじゃあ、タケノコも取れないよ!
畑も渇き気味。雨がほしいよ! 雨乞いだ。

昨日、残ってしまった田んぼの荒代かき。水の漏れやすい、三か所の田んぼに、畦シートを張る。
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荒代

2009-04-07 21:16:34 | 農作業
4月7日(火)  ときどき 

何日かぶりで、一日田んぼ。
一気にやってしまおうと、朝早く出かけるつもりだった。ところが、連れ合いが、診察の予約が、9時とのこと。30分前には、家を出なければならない。あいにくと、今日は、母のデイケアの日。迎の予定時間が9時20分。それまで、一人で待たせてはおけないから、家に居なければならない。こまごま雑用しながらの一時間半は、とてつもなく、長い。迎えの車を見送り、トラックを走らせたのは、9時半を過ぎたころ。
田んぼの、荒代かき。水持ちの良い田んぼは、省略もできるが、水持ちの悪い田んぼが多い。どうしても一回は、荒代かきをしなければならない。田植え前の代かきを、植え代かきともいうから、荒代とは、それほど丁寧ではないざっとの代かき、位の意味だろう。
午前中の作業開始が、10時近くになったので、予定どうりにはいかず、昼上りは、一時頃になってしまう。昼飯を食べ、次の場所に、トラクターを下ろせたのは、2時近い頃。ここは、6枚の田んぼが、点々と。しかも水持ちが悪い段々の棚田だ。丁寧に作業する。
最後の田んぼから出たのは、6時をまわる頃。予定した、もう一か所は、明日に回すしかない。とりあえず、荒代は一段落。
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中耕除草

2009-04-06 19:53:26 | 農作業
4月6日(月)  ときどき 

一日、畑仕事。葉物用の、施肥、畝立。テープに加工した種蒔きになるので、マルチは張れない。とりあえず、これで、畑の準備は一段落。
ジャガイモも、芽が出ているが、マルチでない露地は、出そろってはいない。草が発芽し始めているから、管理機で、中耕除草しておく。今の様に発芽したばかりの、小さい時に、中耕すると、ほとんどの草は枯れてしまう。株間の草は残るが、土寄せの時に、土を被せると、かなり枯れるので、ジャガイモへの影響は少ない。はじめの中耕が、遅れて、草を大きくしてしまうと、生き残った草が、多いし、作物より大きくなり、悪い影響が出る。中耕除草は、大事な管理作業だ。
昨年、タマネギ用のマルチを張ったが、短い一畝があまり、草を作る状態になっていた。草を取り、サニーレタスを少し植え付ける。
試験的に、ホウレンソウも、小さいトレイに蒔いてみたものを、定植してみる。これは、根鉢が小さく、畑も渇き気味なので、水を撒いてやる。
今日は、こんな悪戯をしてしまった。
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連客

2009-04-05 19:07:07 | 暮らし
4月5日(日)  のち 

最近の我が家には、珍しく、二日続けての、来客。
私たちの、農産物のお客さんで、もう古いお付き合いの、てんぷら黒川の、オーナーシェフの家族と、友人の6人連れ。
黒川さんには、いろいろとお世話になっていて、何軒もの店を紹介してもらい、我が家のお客さんになってもらっている。
年に、一度くらいは、来訪して、畑を見てくれている。今回も、畑に案内するが、まったく何もない、更地状の畑で、見てもらうのも、気が引けるくらいだ。しかし、私たちが作るものを、使ってくれる人が、しかも、プロの料理人が、わざわざ、畑や作物を、見に来てくれることは、ありがたいことだ。
昼飯を食べながら、野菜や、食べ物のことを語り合う。夕方には、帰らなくてはならない、短い時間だが、良い時間を過ごした。

インゲン、枝豆のポット播種。畑の草取りを少し。
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来客

2009-04-04 19:36:01 | 暮らし
4月4日(土)  のち  のち 

2月末に、箱根で、旧会社のOB会に参加と書いた。この会社は、設備会社で、私が退社後、ここに移住してしばらくして、倒産した。当然、社員は、バラバラにその後の生活を送ってきた。わたしは、倒産時には、会社に居ず、直接の影響は受けることはなかった。そんな関わりながら、OB会の案内をもらっていた。数年前の一回目の会には、参加しなかった。けれど、再び、案内をもらい、ご丁寧に、電話まで頂き、参加した次第だ。
10年弱勤務した会社だったこともあり、旧知の同僚に、何人も会ったわけだ。そのとき、話をした同僚が、私の移住しての、農業生活に関心があると云っていた。その、彼が訪ねてくれた。詳しくは話していなかったので、なんに関心があるのだろうと思っていたわけだ。今日の、二回目の再会で、分かった。
彼の、息子さんが、外食系の仕事についていて、そろそろ、独立して、やっていこうと、動き始めている所。「食」の由来するところを、いろいろ勉強しているそうで、農業の現場を訪ねてみたい、とのことだった。25歳になる息子との、二人連れだった。
昼食をともにしながら、私たちが、なぜ、農業を生業にするようになったかなどを話す。その後、鶏舎でニワトリを見たり、端境期で、なにもないが、畑を見てもらったり。食の生まれる現場を見て、感じてもらう。
4時前には、帰途につく、あわただしい来訪だったが、少しは感じてもらえたかもしれない。

午前中は、昨日の続き。ゴボウ、ニンジン用のマルチを6畝。
夕方、5時過ぎには、雨がパラパラ。
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畝立

2009-04-03 21:38:21 | 農作業
4月3日(金) 

ようやく、春を感じる、暖かい一日になる。一日、畑仕事。
施肥、耕起、畝立、マルチ張り。
花畑の、短い畝の所に、なにやかや、こまごまと、作付けする予定だ。ねぎの苗床。インゲン(ツルナシ)、枝豆、大根、ゴボウ、ニンジン、そして、菜っ葉類。などなど。物によって、マルチを張るもの、張らないもの。
ねぎの苗は、マルチ無で作る。インゲン、枝豆、ダイコンはマルチを張った。
肥料は、カキガラ石灰、米糠、菜種油粕、粒状有機肥料、の四種類。畝の所だけに、肥料を撒くようにしている。それで、畝部分に、綱を張り、その中に、肥料をバケツに入れて、手ですくって撒く。それぞれ撒き終ったら、機械の幅に綱を張り替え、綱に沿って機械を走らす。ロータリー部が耕し、肥料を土に混ぜ込み、同時に、土を寄せ、畝を作る。マルチ張り機が、黒マルチシートを畝に合わせて張り、脇に土を載せて、押さえていく。
これだけの作業を、一工程で、やってくれる。しかし、いかんせん、畝の長さが、短い。ちょっと走らすと、もう行き止まり。マルチシートを切り、人力で、端に土をかける。機械作業は、広い所むきだ。
今日は、12畝、作り、マルチは、11畝。

畝立 マルチ



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一息

2009-04-02 18:50:35 | 農作業
4月2日(木)  のち 

昨日、夜、再び降り始めた雨は、朝も残っていた。風も強く、よこなぐりの雨。しかし雨量は少なく、田んぼに溜まるほどではない。8時頃には止み、晴れてきたが、北風は強い。
午前中は、野菜の苗の準備。ナスやピーマンなどは、連れ合いの担当。ちょっとした野菜などを準備する。レタスの移植。トレイの土入れをして、トウモロコシを蒔く。
午後は、田んぼ。常時、水が出ない田んぼなので、この雨で、他の田んぼが水を使わない時に、水を入れて、水止め。小さい4a位の田んぼで、不便だが、しょうがない。まだ、水の入らない田んぼが、25aほど残っている。
帰り道にある、13aほどの田んぼに入り、荒代かきをやっておく。
とりあえず、田んぼも、8割がた水が入り一息。畑と田んぼの並行作業になってきた。
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