畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

日記

2011-11-10 19:05:18 | 農作業

11月10日(木)  いちじ 

「雨が降ってる」。そろそろ起きなければと、ぐずぐず布団の中にいる私に、連れ合いの声。そういえば、うつらうつらしている耳に、遠く聞こえていたのは、雨音だったのか。そんな予報ではなかったので、畑には、畝立機や、クン炭などを置いてきている。念のためと、シートで覆ってきてよかったと、ホッとしながら、布団を抜け出す。

南海上に雨雲の帯が通過している。その雨雲が、千切れて飛んでくるように、小さな弱い雨雲が、点々とかかる。ごく少量の雨で、降水量にはカウントされないほどの量だ。しかし、ときどきは、トタンをたたく音が聞こえるほどの粒が、落ちてきた。早朝から、昼近くまでは、そんな天気だった。作業場で、なにやかや。

昼ころから、空も少し明るくなってくる。肥料などを用意して、午後は畑に行く。タマネギ用のマルチを張り、機械の畝整形部分を、ソラマメ用に直しておく。明日は一日雨の予報なので、畑仕事はできない。機械やクン炭などは、まとめて、シートで覆っておく。

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予防接種。

2011-11-09 18:21:43 | 暮らし

11月9日    いちじ  

すっきりとした秋晴にはならない。午後は、早くからどんよりの曇り空。寒くも感じるが、しっかり動くと、シャツを一枚脱ぐことになる。

タマネギ、ソラマメの畝作りの為、花畑。午前中は、トラクターで、再耕起。冷えてきたとはいえ、畑土の中には、草の種がいっぱいある。少しでもその密度を低めるため、そして、発芽を遅らすため、耕起して後すぐに、畝立や、マルチ張りをするようにしている。今度も、耕起して、5日ほどだが、再耕起をする。

午後は、タマネギ用の施肥、畝立マルチ。一畝だけしかできない。

3時過ぎには、病院。インフルエンザの予防接種。

若かりし頃は、予防接種どころか、具合が悪くなっても、ほとんど病院に行くことはなかった。(ひどい怪我の時は、何度か治療を受けたが。) 風邪をひいて、かなりの熱が出ても、アルコールを飲んで、一晩寝れば治ると、酔いを勢いにして、過ごした。熱を出すと云うこと自体、ほとんどなかったような気もする。50を過ぎた頃から、数年に一度くらいは、アルコールの他に漢方の風邪薬の世話になるようにはなった。年齢とともに、その回数は増え、人並みに、年に一度くらいは、風邪で、一日位は床につくようにはなってきた。が、医師に診てもらうことはなかった。ほとんど、市販の漢方薬だけで、済んでいた。

今、60歳を過ぎたこともあり、医師に勧められて、じゃあ、接種しておきましょうか、となったのは、去年からだ。予防接種については、そのワクチンが、この冬流行するものと一致しないこともあるという。そういう批判もあることは判るが、それは、保険と同じこと。

若い時と、自分の身体、健康、病気についての考えを変えた。若い時は、生きて、動くことができればよかった。自分の生命力とか、生き物の自然治癒力とか、自分の中にあるものを信ずることで、生きてきた。

しかし、還暦少し前のリンパ腫騒動がきっかけで、そして、還暦を迎えたこともあり、病院と、仲良くすることにした。

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立冬に

2011-11-08 18:15:03 | 農作業

11月8日(火)  

予報は知っていたが、夜中の雨は、思ったよりも降ったようだ。水溜りがしっかりできていたし、名残の雨が、ときどき落ちてくる。そんな午前中だった。そして、立冬の今日に合わせたように、気温が低くなった。と云っても、平年並みだとか。それでも、昨日までのシャツ一枚の暖かさに比べると、グット冷えたと云う感じだ。天気具合がパッとしないので、作業場で、明日の出荷の準備。収穫済みのイモ類の計量、包装。そんな作業でも、ヤッケを被る。

午後は、田んぼの草刈に出る。雨後の作業なので、スパイク長靴をはき、滑らないように注意しながら、法面を刈る。それにしても、ここの所、適度に雨が降るが、なんとなく、よく降るなあ、と思うのだが、どうなんだろう。

今年は、タマネギの苗の生育がよくない。やっとのことで手に入れた極早稲の品種、早生の品種と、もう植付期に入っているのだが、植付適期の苗姿の三分の一ほどの大きさしかない。遅く蒔いた品種とそれほど変わらないと云うような、苗姿だ。しかし、小さくとも、適期に植えた方がよいだろうから、その畝を作らなければならないが、この雨、少し、邪魔雨となっている。

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暖秋

2011-11-07 18:31:51 | 農作業

11月7日(月)  ときどき 

田んぼの畔草刈、モアで刈った残りの法面や、モアでは、刈れない所などを、刈払機で終わらす。午後は、ヤマイモの収穫。その後、ハウス周りなど、家の周囲の道路の草刈。

少し遅れてしまい、水仙はもう葉を伸ばしてしまっていた。ハウス周りは、水仙だけを残しての作業は難しく、一緒に刈り払ってしまう。が、今のうちならば、葉は再生し、少し遅れたり、短かったりするだろうが、花は咲かせてくれるだろう。ハウスでない所は、少々草が残っていてもよいので、水仙は刈らないようにしなくては。

今朝も、作業開始で、クン炭作りから始めたが、少し動くと暖か過ぎる。これでは汗で、シャツを濡らしてしまうだろうと、田んぼに向う前に、Tシャツ一枚で出かける。さすがに、夕方、陽が沈むと、一枚のシャツだけだと、少し寒さを感じる。しかし、11月も一週過ぎと云うのに、水仙の花の時期になると云うのに、この暖かさ。畑でも、菜花など、生育もよいが、不織布の下でも、部分的に集中的に、ダイコンサルハムシに食害されて、いじけて生育の悪い部分も、ところどころある。葉物類、キャベツや白菜も、寒気に触れて、実を引き締めてこそ、美味しくなるのに、この暖かさでは、ただデレデレと伸びるだけという感じだ。

週半ばからは、平年並みという予報だが?

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精米

2011-11-06 17:12:43 | 農作業

11月6日(日)    いちじ  

弱い雨だが、ほぼ一日中降ったり止んだりを繰り返している。早々に、予定されていたお寺の草刈は中止。こんな天気だからと、駅伝の中継にチャンネルを合わせる。

作業場で、米の精米と、出荷用の袋詰め。精米機は循環式だから、玄米を機械に入れて、循環させながら、糠を削り取る方式。石抜き機に入れた玄米は、振動しながら、比重選でより分けられ、精米機に落ち込む。容器が一杯になるのはちょうど30kg、一袋分。スイッチを入れて、白米になるまで約一時間。10分ほど、空回しをして仕上がり。ポリ袋に入れて計量して出来上がり。なんだかんだで、一工程は、約一時間半。着いている必要はないが、時間はかかる。だから、いつもは、朝一番とか、夕方、作業が終わって帰ってから、とかに30kgづつやっている。今日みたいに、雨の時には、うってつけの作業だ。次回の出荷は、米の注文が多く入っている。4袋分の精米をやっておく。

まだ、外はパラパラ降り続いている。だらだらの一日が、また追加されたようだ。

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気持ちの老化

2011-11-05 19:06:21 | 暮らし

11月5日(土)  いちじ 

ソラ前の育苗ポットの整理。毎年のことだが、発芽がよくそろわない。何日も前に発芽して、もう本葉を開いているものから、まだ発芽の気配の無いものまで、様々だ。当然、定植するにも、時間差が必要になる。その時選別するのは大変なので、今のうちに、ある程度整理しておく。生育の同じ位のものを、同じトレイにまとめて入れておく。

エンドウのポットは、ほとんどそろっているが、グリンピースが、発芽率が悪いので、追い蒔きしておく。もう何年も前の種なので、生命力が落ちているのだろう。種類は、冷蔵庫の野菜ボックスを種子専用の貯蔵庫にしているが、限度があるのだろう。

その後は、出荷を手伝う。枝豆をたくさん取ってきたので、その整理に、かなり大幅に時間を取られるので、午後も手伝う。それで、出かけることなく、作業場仕事。機械の点検なども、こんなときにやっておく。

どうも、この何日か、すっきりしない。だらだらしていることが多いようだ。こんなことも、身体が要求しているのかと、素直に従うようにしている。若い時には、とてもじゃないが、出来なかったような、のんびりを、続けている。身体の老化に合わせるように、気持ちの老化もしてゆかないと。バランスが崩れることは、やはり良くないだろう。

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サスケ

2011-11-04 18:34:20 | 暮らし

11月4日(金)   いちじ 

ショートステイの迎えを待ちながら機械の点検。午後は、花畑。整理して、草を燃した後のロータリー耕。ソラマメやエンドウ類も眼を出し、生育している。定植の準備を始めなければならない。

さて、新入りのサスケだが、とても元気だ。まだ、一週間しかすぎていないとは思えない。家猫は無理と作業場に連れだしたが、平気の平左。大先輩のブチやシュウとも対等に渡り合っている。ブチやシュウが、おっとりしていて、うるさい新入りを適当にあしらっている、ということだが。餌をやる時も、我先にと皿に飛び付く。相手かまわず、じゃれついてゆく。すぐに、気に入った場所を見つけ、眠っている。私たちが作業をするときは、すぐやって来て、膝に飛び乗ったり、足元にまとわりつく。その動きが、とにかくすばしこい。動き回る我々の足元に寄ってくるものだから、よく、「ギャー」。私たちは、猫目線で動いていないのだから、ものを持ったりしていると、足元は死角となる。連れ合いなど、タマゴを落としそうになると、よく、こぼしている。作業台の下に座っていたと思い、そのつもりで、扉を開けて外に出る。扉を閉めて、一歩踏み出すと、「ギャー」と、あいなってしまう。

ソラのつぎはシドも、面白かったのだが、こんなサスケを予感した連れ合い。シドはちょっとい呼びにくい。すばしこいからサスケにする。と、民主的な多数決は否定して、独裁者の一言。

そんなサスケの御紹介。

膝の上に載っているからおとなしくしているが、

   

軽トラの荷台で移そうとしても

 

最後は

 

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菜っ葉

2011-11-03 18:52:26 | 暮らし

11月3日(木) 

夜中に雨があったようだ。どの位降ったかはわからないが、水溜りはなく、しっとりと濡れている。適度に雨が降ってくれ、暖かさが続いているので、野菜の生育は良いが、草も発芽はするし、よく育つ。田んぼの畔の草刈をするが、汗ばむ。午後は、クン炭作りや、家片づけなど。

連れ合いが、菜花の間引きをしてきた。ほとんど、ニワトリ用にコンテナに詰めてきたが、おすそ分けにあずかろうと、大きくてよさそうなものを選別。整理して、下処理。私の場合は、よく洗った後に、サッとゆでて、タッパーに入れて、冷蔵保存。適宜、取り出して使っている。あまり生野菜を食べないので、これから冬に向っては、いろいろの葉物類が豊富で、うれしい限りだ。ただ、洗うことから始め、下処理に時間がかかるのが難だが、早く日が暮れ、夕方が、長いので、こんな下処理にも時間を使える。菜っ葉類の旬は、秋から冬、そして春。時間を取れる季節に育ってくれる。

ほとんど、お浸しのように、いろいろと和えて食べるか、サッと油いため。あるいは、煮びたし。

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法事

2011-11-02 19:08:58 | 農作業

11月2日(水)   いちじ 

天気予報は、晴れなのに、晴れ間はほんの短時間で、ほとんど曇りという天気。こんな天気ゆえという訳ではないだろうが、すっきりしない、ダラーっとした一日だった。出荷の日で、連れ合いは畑に葉物を収穫に行くので、留守番をしながら、イモ類などの量り仕事。ちょっと買い物に出かける。昼からは、畑の草を燃すために、灯油バーナーを持って出かける。その後は、チェーンソーの刃を研いだり。まとまりのない日だった。

この5日に、私の従姉の一周忌の法事の案内をもらっていた。母の兄の娘で、生まれ故郷の「本家」の跡取りだった。しかし、結婚せず、子供もなく、姉妹は皆女で、嫁いで行って、一人暮らしだった。彼女の死によって、その家=moshi64家は、絶えることになる。 母の出た家で、複雑な関係で、母も父を婿にもらう形で、moshi64家の新宅という形を取っていた。(私は、そんな複雑な関係もいやで、生まれ故郷を出て暮らすことを選んだのだが) だから、いくら認知症を患っているとはいえ、母が存命の限り、「本家」と新宅という関係上、密な関係であるべきかもしれない。

従姉の姉妹は、近隣に何人かいて、葬儀や、法要、等々、取り行っていて、私にも、叔母の息子ということもあるのだろう、相談してくれる。彼女にしてみれば、moshi64家の本家が無くなると云うことで、叔母である母にすまないと云う気持ちなのだろう。でも、そうしたことは、あることであり、あることは仕方がないこと、という考えの私には、極論すれば、どうでもよいこと。しかし、そう言ってしまえば元も子もない。それなりに相談に答えたりはしているが、昔ながらの家制度は、無くなっているとはいえ、長男というもの、それに振り回されるものだ。遠く離れて暮らしてるゆえ、薄まり、弱まってくる流れで、助かってはいるが。

それで、今日の買い物に戻る。地元の道の駅まで、車で5分ほど。房総の土産物のようなものを購入。仏事用ののし紙をつけ、香典とともに、宅急便に託す。

故郷とは、切っても切れないものなのかもしれない。

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枝豆

2011-11-01 19:27:31 | 農作業

11月1日(火) 

朝晩はさすがに涼しいが、日中は暖かい。昨日もそうだが、少し動くと汗ばむほどで、Tシャツ一枚での作業だ。11月に入ったのにこの暖かさ。しばらくは続くと云う。暖かく、過ごしやすいのは良いが、こんな気候で、よいのだろうか。畑に出ていて、心配になる。

午前中は宮畑。畔や畑周りの草刈。モアでざっとやっておく。ナスや、オクラなどが、まだ細々と収穫できている。大豆は、そろそろ、葉が色づいてきた。枝豆として食べれるのは、もう少しだけ。

枝豆と云えば、若々しい緑の莢のうちに、サッとゆでて、ビールのつまみは、夏らしくてよい。でも、少し莢が黄色になりかけ、莢の内側が、硬化しかかったものもおいしい。こちらは、よくゆでて、豆自体が少し柔らかくなる頃。豆の旨味があり、どちらかというと、私はこのほうが好きだ。品種にもよると思うが、初夏から夏にかけての枝豆より、秋大豆の方が、うまみはあるようだ。

早めに終えたので、家の脇の小さな畑を耕起。なにも栽培せず、草だらけにしていたが、この間、何度かトラクターで耕してきた。現在は、冬草がびっしりと発芽して、緑色になっている。小型管理機で、小一時間。

午後は、ヤマイモの収穫。燃え残っている刈り草を集め、乾かしておく。耕起前に、再度燃してしまうために。

 

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