ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

ヴァニティ・フェア

2008-12-17 21:39:17 | 寓話集まで
虚栄の市場 空虚しい縁日に行くところですか パスリ セイジ ロウズマリイとタイム バジル オレガノ マジョラム などを買いに行くところですか そこにはわたしがかつてほんとうに愛したひとが住んでいます そのひとに会ったら よろしくと伝えてください 伝えて下さいと言われても 門前町のお祭騒ぎのなかにいて パスリ セイジ ロウズマリイとタイム バジル オレガノ マジョラム などを買うことを知らず ほん . . . 本文を読む

いま・ここ

2008-12-17 00:12:19 | 寓話集まで
           「あかるいきざし」を聴きながら バラが一輪咲いている ローズピンクよりずっと明るい薄桃色のふちどりで芯の白い花弁が二十数枚重なっている 頼りないヴォーカルと単調な繰り返しに充ちた新しいCDを 四歳になろうとする子供が 体を揺らしながら何度もスタートボタンを押して繰り返し聴いている アコースティックなサウンドと思想を エレクトリックなシステムでもって表現する ここちよいパラ . . . 本文を読む