大江健三郎 晩年様式集 in late style 講談社 2014-04-16 00:47:38 | エッセイ 久しぶりに、大江健三郎の小説。 いつものような大江健三郎の世界。 仮名や匿名で登場する、彼の人生において彼と深く関わった人物たち。六隅先生、岡厦(おかひさし)、篁透(たかむらとおる)、塙五良(はなわごろう)、作家K、文化人類学者、建築家。この小説のなかでの描かれ方、重点の置き方、登場の頻度はそれぞれだが、さて、これらはそれぞれ誰か。当ててみてほしい。 はい、答えは、六隅先生はフランス文学の渡辺一 . . . 本文を読む