ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

建築の無意識

2016-08-13 23:47:46 | 2015年4月以降の詩
詩を書くことはとりあえずひとりでもできる 建築は ひとりではできない 詩を書くことはひとりでもできる 詩集はとりあえずひとりでも作ることができる 同人誌は ひとりではできない   詩を書くことはひとりでもできる 建築の構想は とりあえずひとりでも書けそうだが だれかとだれかが協働して さらにはもっとだれかとだれかが協働して はじめて 構想が描ける 描かれた構 . . . 本文を読む

佐藤竜一 海が消えた 陸前高田と東日本大震災 ハーベスト社

2016-08-13 00:02:15 | エッセイ
 もうひとつの副題が「宮沢賢治と大船渡線」。  佐藤氏は、陸前高田出身、一関市在住、岩手大学で文学を教えていらっしゃるとのこと。1958年生まれ、高校からは一関一高に進まれ、法政大学法学部を卒業されている。宮沢賢治研究の専門家らしく、賢治に関する著書も複数ものされている。  その佐藤氏が、震災後の陸前高田を、陸前高田で生きているひとびとを紹介したルポルタージュ。  第一章は、「高田松原と奇跡 . . . 本文を読む