若葉色の若葉
針葉樹の暗い緑のなかに
ようやく一~二本だけ
ソメイヨシノは
花の時季が過ぎ
ほんのりとさくら色を残しながら
葉桜に移りかわる
その他の桜はそれぞれ
さくら色の花
濃い色の花
うす色の花
庭の黄色い水仙のそばに
チューリップが
似た色合いの黄色い花を咲かせ
そこらには
タンポポが
とげとげ . . . 本文を読む
流れていく
星が
蒼昏い天空の中枢を
一筋の光明として
月のない漆黒の天蓋の下
きらきらと瞬く恒星と
燃え尽きるまで燃え続ける流星
ひとのいのちを中点において
ほとんど永遠のそのさきまでながらえるものと
あまりにもはかなく数秒で消え去るものの対比
いずれにしろ
太陽の下
ほとんど白い青天の
明晰判明な知に曝された隠れ場のない世界とは対極の
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◆6月9日、内輪の朗読会を行った。前回同様古町のシ―キャンドル・コーヒーにて。前回の昨年7月22日は、私は参加できなかったが、一昨年から同じ会場で行っている。タイミングの問題もあってか、編集後記では触れずじまいであった。一般の来客は求めない、あくまで内輪の会ではある。鈴木東吉、藤村洋介、西城健一、千田、小野寺正典、小野寺せつえの6名参加。東吉先生は、男女共同参画宣言や、市の花鳥木魚の名前に自ら作曲 . . . 本文を読む