霧笛131号〈編集後記〉 2019-10-24 22:44:35 | 霧笛編集後記 ◆あっという間に秋の彼岸、定年退職してからもはや二年半ともなる。しかし、なんだろう。ふと気づくと、追い立てられるような気持ちが失せている。人生において何ごとか成し遂げねばならぬという切羽つまった思いは消えたように思える。世に出ねばならぬ、名を上げねばならぬ、とどこかで思いこんで生きてきた。七月に五冊目の詩集を上梓した。四~五〇歳代にかけて、仕事のこと、文化芸術にかかること、ひとりでやったことは一つ . . . 本文を読む