畠山重篤 牡蛎の森と生きる 「森は海の恋人」の30年 中央公論新社 2019-10-13 22:27:02 | エッセイ 聞き手は、鵜飼哲夫氏。 これまで重篤さんの刊行された書物は欠かさず読んでいるはずだが、聞き書きの形態ははじめてだと思う。聞き手の聴く力によって、自らペンをとって書く場合とはまた違ったものが読める、ということになるのかもしれない。自分ひとりではあえて書くという発想とならない経験や記憶が、聞き手の問い口の良さによって引き出される。 最後のあとがき風対談にこうある。 「畠山 . . . 本文を読む