朝目覚めるとなにものかになっているわたしきのうのわたしとおなじわたしきのうのわたしとちがうわたし体の組成は幾分か違っている構成する分子は入れ換わっているああだから水の流れが川であり風の動きが台風であり美味しいものを食べて今日もわたしはわたしきのうのわたしとおなじわたしきのうのわたしとちがうわたし . . . 本文を読む
◆震災から十年経つ。コロナ騒ぎも一年を超えて続く。◆現代詩手帖の3月号、震災アンソロジーとして、詩、俳句、短歌が取り上げられる中で、気仙沼市百一歳、菊池謙さんの歌「海ゆかばみづくかばねと十字切る強き地震の襲ひ来る夜」が掲載。そして、熊本吉雄さん、「とりあえず通販で買ったような町 なんかイヅイなあ もぞもぞ歩く」また、3月3日付の河北新報「10年の震災詠選」にも「外来種の店がにょきにょき生えてきて更 . . . 本文を読む