新川和江と大豆田とわ子 あるいは新しい女性の生き方について 2021-06-13 13:56:13 | エッセイ 思潮社の現代詩文庫『新川和江詩集』を読んでいたら、「墓」という詩があった。この詩集は1975年が第一刷、私がまだ19歳、未成年の頃である。「墓」は冒頭に近い、未完詩編のうちの一編である。 新川和江といえば、「わたしを束ねないで」。この詩集にも収められているが、傑作である。1983年に、吉原幸子とともに思潮社から『現代詩ラ・メール』を創刊した。それは、はじめての女性のための詩誌であった。と同時に、 . . . 本文を読む