ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

村上春樹 猫を捨てる 父親について語るとき 文藝春秋

2021-06-15 21:24:23 | エッセイ
 表紙、挿絵は、高妍。 この画家について、あとがきのほとんど末尾に、村上春樹はこう書いている。「彼女の絵にはどこかしら、不思議な懐かしさのようなものが感じられる。」(101ページ) 装丁は、文庫本サイズのハードカバー。いつか、こんな瀟洒な本が出せたらと思う。まあ、詩集だろうな。自費出版でも、一冊くらいは作れるだろう。久しぶりに懸命に手売りしてもいい。 この書物は、サブタイトルの通り、村上春樹が、自 . . . 本文を読む