「俺はドストエフスキーも読んだことないし、マルクスも読んだことないんだよ」
私は、ドストエフスキーも読んだしマルクスも読んだ
「教養の大きな幹はなくて、
枝葉があるだけみたいな感じ」
しっかりした幹がないのに
美しい枝葉や花がある というのは奇蹟
河合隼雄が、こう言ったらしい
「あなたはちゃんとした学校教育を受けなかった、本をたくさん読まなかったことで
すごく得してる」
でも騙されるな
教養はドストエフスキーとマルクスだけじゃない
父の代からの堅固な文化の枠組みという幹もある
サブカルチャーの百年の蓄積もある
引用は、谷川俊太郎の以下対談における発言
※小熊昭広氏の詩誌『回生』す号(2022.12.14)の別冊付録「あめのちかいせい」(編集やまうちあつし氏)のインタビュー「詩をつくるひと」で、私を紹介していただいたが、別刷りで私のこの詩も紹介していただいた。小熊氏によれば、千田らしい詩、ということになるそうだ。
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